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首位通過決め切れなかったアーセナル、PSVに完敗でEL初黒星…先発の冨安は後半途中交代

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アーセナルDF冨安健洋

[10.27 ELグループリーグ第5節 PSV 2-0 アーセナル]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第5節が27日に行われ、A組ではDF冨安健洋が所属するアーセナル(イングランド)がPSV(オランダ)のホームに乗り込み、0-2の完封負けで今季EL初黒星を喫した。

 エリザベス女王の死去を受けて延期となっていた第2節PSV戦を20日に行い、1-0の完封勝利を収めたアーセナルは4連勝を飾って2位以上が確定。ELは各グループの1位が決勝トーナメント、2位が決勝トーナメント行きを懸けたプレーオフに進出するため、アーセナルは引き分け以上で首位通過を決めたい状況で、この一戦を迎えた。

 20日のPSV戦で決勝点をアシストした冨安は、この日も先発出場。右SBの位置に入ってスタートした。

 スコアレスで試合が進む中、前半43分にホームのPSVが好機を創出する。PA内手前でボールを受けたMFシャビ・シモンズがドリブルでPA内に侵入。3人に囲まれながらも細かいステップでシュートコースを生み出すと、至近距離から放った右足のシュートでネットを揺らした。しかし、VARが介入した結果、崩しの場面でオフサイドがあったとしてノーゴールとなった。

 0-0のまま後半を迎えると、同11分にPSVが試合を動かす。相手のスローインからチャンスを作ると、FWルーク・デ・ヨングのラストパスからPA内に走り込んだMFジョーイ・フェールマンが左足のシュートでゴールを陥れ、スコアを1-0とした。

 さらに後半18分、FWコーディ・ガクポが蹴り出したCKに対してGKアーロン・ラムズデールが飛び出したものの、ボールに触れられず。後方のルーク・デ・ヨングがヘディングで合わせたシュートが無人のゴールに吸い込まれ、PSVがリードを2点差に広げた。

 アーセナルは選手交代を行うなど状況を打開しようとし、後半29分には冨安もベンチに下げる。しかし、その後もアーセナルに得点は生まれず。逃げ切ったPSVが2-0の完封勝利を収め、2位以上を確定させ、首位アーセナルとの勝ち点差を2に詰めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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