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ソシエダが破竹のEL5連勝も…久保建英は左肩痛めて途中交代

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日本代表MF久保建英

[10.27 ELグループE オモニア 0-2 ソシエダ]

 ソシエダ所属の日本代表MF久保建英が27日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第5節のオモニア(キプロス)戦で負傷交代した。前半32分、相手を左腕で制しながら右サイドを突破しようと試みたが、左肩を押さえて転倒。ピッチ脇でテーピングの応急処置を受け、一時はプレーに戻ったものの、ハーフタイムで大事を取って交代した。試合はソシエダが2-0で勝利し、今大会5連勝を果たした。

 キプロスの首都ニコシアでのアウェーゲームに臨んだソシエダはMFダビド・シルバの負傷離脱とFWアレクサンデル・セルロートの体調不良を受け、普段の4-3-1-2ではなく4-1-4-1のシステムを採用。久保は右ウイングのポジションで先発した。

 久保は立ち上がりから右サイドに大きく開いてボールを受け、低い位置で守る相手選手と対峙。縦突破の選択肢を晒しつつ、中央へのパスでチャンス演出を試みていた。すると前半17分、中央寄りの位置で決定機。相手DFのトラップミスを予測して高い位置からプレッシャーをかけると、ボールを奪った勢いのまま左足一閃。だが、ミドルレンジから放ったグラウンダーシュートはわずかに枠を外れた。

 その後もソシエダが試合の主導権を握っていたが、前半32分に久保をアクシデントが襲う。右サイドで味方からのパスを受け、大きくボールを持ち出し、DFレツヤクスを左腕で制しながら突破しようとしたが、相手の右腕と絡むような形となって転倒。左肩を押さえ、苦悶の表情を浮かべながらタッチライン上に倒れ込んだ。

 久保はその後、ピッチ脇でユニフォーム下にテーピングを巻き、約3分後にピッチへと復帰。これまでどおりにプレーを続けた。ソシエダは前半アディショナルタイム2分、左サイドに開いたMFアシエル・イジャラメンディのクロスにMFロベルト・ナバーロが頭で合わせて先制点を奪取。するとハーフタイムに久保はピッチを退き、前半限りで途中交代となった。

 その後もソシエダは4連敗中のオモニアに主導権を譲ることなく、後半15分に追加点を奪取。左サイドで強引な突破を見せたナバーロの折り返しを途中出場のMFブライス・メンデスが決めた。終盤はオモニアが勢いを見せたが、ソシエダはGKアレックス・レミロを中心に安定した守備を続けてシャットアウト。今大会無傷の大会5連勝を果たした。

 他会場ではマンチェスター・U(イングランド)がシェリフ(モルドバ)を破り、グループ2位をキープ。現行のELは首位のみ決勝トーナメントにストレートイン、2位はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループ3位とのプレーオフに回される中、ソシエダは首位突破をかけて11月3日の次節でマンチェスター・Uとの直接対決を戦う。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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