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GL首位突破確定でターンオーバーのフライブルク、後半AT被弾でカラバフと1-1ドロー…堂安はベンチ入りも出場なし

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MF堂安律

[11.3 ELグループG第6節 カラバフ 1-1 フライブルク]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は3日、各地でグループリーグ第6節を開催した。すでに決勝トーナメント進出を決めているG組首位のフライブルク(ドイツ)は、同2位のカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦。1-1で引き分けた。日本代表MF堂安律はベンチ入りも出場は無かった。

 グループリーグの首位突破が決まっているフライブルクは、10月27日に行われた第5節・オリンピアコス戦(ギリシャ)から先発メンバー9人をターンオーバー。1日にカタールW杯に臨む日本代表に選出された堂安もベンチスタートとなった。一方のカラバフは、2位での通過に向けて負けられない一戦。試合立ち上がりからフライブルクゴールを攻め立てた。

 カラバフは前半5分、敵陣深い位置で相手のボールを奪うと、FWオウス・クワベナがボックス内左からシュート。しかし、ここはフライブルクのGKノア・アトゥボルに防がれる。同10分には、アトゥボルがMFノア・ヴァイスハウプトを狙ったスローをカラバフDFマルコ・ベショビッチがカット。ルーズボールを拾ったMFカディ・ボルジェスがドリブルで仕掛け、カットインから左足を振り抜いたが、枠を捉えることができなかった。

 試合開始から約10分近くを自陣で過ごしたフライブルク。カラバフに押し込まれながらも耐え続け、反撃の機会をうかがった。しかし、そこからも防戦一方は変わらず。ボックス内での体を張った守備でぎりぎりのところでゴールを死守した。

 それでも、先にスコアを動かしたのはフライブルクだった。カウンターからMFケビン・シャーデがボックス内へ仕掛けると、カラバフのDFバフルール・ムスタファザデが思わずファウルでストップ。これで得たペナルティーキックをFWニルス・ペーターゼンが右隅に決めて、苦しみながらも前半25分に先制に成功した。

 1点を追う展開となったカラバフは、その後も攻勢を強めたままだが、ゴールが遠い。フライブルクの1点リードで前半を折り返した。後半立ち上がりにカラバフは、2度の得点機会。ただ、PK獲得はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、オフサイドの判定となり、その後ゴールネットを揺らすも、こちらもVARの介入でオフサイドの笛が吹かれた。

 さらにカラバフは後半17分、DFケビン・メディーナがフライブルクのシャーデをファウルで止めると、イエローカードが提示される。しかし、VARの助言を受けた主審がオンフィールドレビューを行い、判定を変更。メディーナに対して退場処分を命じた。

 1人少なくなったカラバフは、その後も相手ゴールを脅かすも、フライブルクはアトゥボルを中心に守備陣が冷静に対応。1点が奪えない。フライブルクは交代枠を上手く使うと、徐々に前線でボールが収まる。試合を閉めにかかった。

 それでも、後半アディショナルタイム1分。カラバフが意地の同点弾を挙げた。左サイドでボールを受けたMFトーラル・バイラモフのクロスにファーサイドに構えたクワベナがヘディング弾。土壇場でドローに持ち込んだ。しかし、同時刻キックオフの3位・ナント(フランス)が4位・オリンピアコスに2-0で勝利したため、2位浮上。カラバフは3位で終戦となり、GL突破とはならなかった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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