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モナコはPK戦でELプレーオフ敗退、交代枠6人フル活用も南野の出番なし

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レバークーゼンがELベスト16

[2.23 EL決勝Tプレーオフ第2戦 モナコ 2-3(PK3-5) レバークーゼン]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は23日、決勝トーナメントプレーオフ第2戦を各地で行い、MF南野拓実所属のモナコ(フランス)はレバークーゼン(ドイツ)と対戦した。2戦合計スコア5-5でPK戦の末に3-5で敗れ、ベスト16進出ならず。ベンチスタートの南野は出番がなかった。

 敵地で行われた第1戦に3-2で勝利し、1点のアドバンテージを保ってホームに帰ってきたモナコ。第1戦に先発出場したがハーフタイムに途中交代となっていた南野は、ベンチでキックオフを迎えた。

 先に試合を動かしたのはレバークーゼンだった。前半13分、MFフロリアン・ビルツのポストプレーを起点にMFアミン・アドリが右サイドを駆け上がり、MFジェレミー・フリンポンがパスを預かると、深い位置からクロスボールを供給。これがGKアレクサンダー・ニューベルのファンブルを誘い、こぼれ球をビルツが押し込んだ。

 これで2戦合計スコア3-3。だが、さらにスコアは動く。モナコは前半18分、FWウィサム・ベン・イェデルからのパスを受けたFWエリエス・ベン・セギルがDFエドモン・タプソバに倒されてPKを得ると、これをベン・イェデルが決めてモナコが再び優位に。しかし、レバークーゼンは同21分、左CKのこぼれ球を拾ったMFエセキエル・パラシオスが強烈な左足シュートでネットを揺らし、またも合計スコアで追いついた。

 そのまま試合は後半へ。次にスコアを動かしたのもレバークーゼンだった。後半13分、敵陣左サイドの細かいスペースでMFミッチェル・バッカー、パラシオス、FWアダム・フロジェクらがボールをつなぎ、ビルツが後ろ向きにボールを受けると、意表を突いた浮き球のパスをペナルティエリア右に供給。これに反応したアミリがヘディングシュートを流し込み、ついにレバークーゼンが逆転に成功した。

 苦しくなったモナコはその後、次々に交代選手を投入。後半33分にはFWブレール・エンボロ、FWイスマイル・ヤコブス、MFミロン・ボアトゥを同時に起用し、前後半の交代枠5つを使い切った。すると同39分、右サイドを抜け出したMFクレパン・ディアッタのクロスにエンボロが反応し、ヘディングシュートで加点。土壇場で合計スコアを5-5とし、追いついた。

 後半アディショナルタイム、モナコは左サイドをヤコブスが駆け上がり、ゴールライン際にえぐって左足でクロスを上げると、ファーサイドで待っていたMFエダン・ディオプがワントラップから強烈な右足シュートでネットに突き刺す。だが、ヤコブスがクロスを上げた時点でわずかにゴールラインを割っていたとして、劇的な決勝ゴールは認められず。延長戦にもつれ込む形となった。

 延長戦では交代枠が一つ追加され、南野の出場にチャンスが広がる形となったが、モナコは延長後半5分にディアッタに代えてMFケビン・フォラントを投入。南野の出番はなかった。延長戦ではモナコが優勢を保ったが、ゴールを奪うことなくPK戦へ。2人目のMFエリオット・マタゾのキックがクロスバーに阻まれたのが響き、3-5で敗退が決まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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