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“采配ズバリ”のマンUがバルセロナに逆転勝利! 激しいせめぎ合いを制してELベスト16進出

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逆転ゴールを挙げたFWアントニー

[2.23 EL決勝トーナメントPO マンチェスター・U 2-1 バルセロナ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ第2戦が23日に開催され、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は本拠地オールド・トラッフォードでバルセロナ(スペイン)に2-1で競り勝った。2試合合計スコアは4-3。注目のビッグクラブ対決を制し、ベスト16進出を果たした。

 16日にカンプ・ノウで行われた第1戦は、打ち合いの末に2-2のドロー。ユナイテッドは前回対戦からスタメン1人を変更し、出場停止から復帰したDFリサンドロ・マルティネスをセンターバックで起用した。スタートの並びは4-2-3-1。2列目は右からMFブルーノ・フェルナンデス、MFジェイドン・サンチョ、好調のFWマーカス・ラッシュフォードとなり、最前線にはFWボウト・ベグホルストが入った。

 対するバルセロナは第1戦で負傷したMFペドリ、累積警告で出場停止となったMFガビを欠く中、4人の先発メンバーをチェンジ。4-3-3の左ウイングをMFセルジ・ロベルトが務めたほか、前回対戦で右サイドバックを担ったDFロナルド・アラウホ、右センターバックだったDFジュール・クンデがそれぞれポジションを入れ替えた。

 ホームのユナイテッドは前半3分に絶好機を迎える。MFカゼミーロが素早い切り替えから右方向へ球足の長いスルーパス。フリーで受けたB・フェルナンデスがペナルティエリアに進入するが、右足のシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにストップされた。

 肝を冷やしたバルセロナはボールを握り、攻撃のリズムを作っていく。すると前半16分、第1戦でオウンゴールをしたクンデが右サイドを駆け上がり、右足でクロスを供給。相手に当たってファーに流れたボールをDFアレックス・バルデが拾い、ボックス内でB・フェルナンデスに倒される。主審はペナルティスポットを指差した。

 PKキッカーを任されたのはFWロベルト・レバンドフスキ。前半18分、右足で打ったシュートがGKダビド・デ・ヘアに触られながらもゴール右に決まり、バルセロナが先制した。

 ユナイテッドはハーフタイム明けからベグホルストを下げ、FWアントニーを投入。2列目の並びは右からアントニー、B・フェルナンデス、サンチョに変更となり、ラッシュフォードが1トップの位置に上がった。

 エリック・テン・ハフ監督の采配はすぐに実を結ぶ。後半2分に左サイドからサンチョ、B・フェルナンデスとつながり、中央で受けたMFフレッジがワンタッチでペナルティエリア内へ。右足でゴール右に蹴り込み、同点弾を奪った。

 前半とは打って変わり、相手を押し込むシーンが増えるユナイテッド。追い付かれたバルセロナも後半19分に決定機を生み出す。左サイドのMFフレンキー・デ・ヨングが右足でクロスを送り、大外から中央へ入ってきたクンデがヘディングシュート。しかし、GKデ・ヘアのビッグセーブで勝ち越しとはならない。

 ピンチをしのいだユナイテッドは後半28分に逆転した。ペナルティエリア内左のB・フェルナンデスがマイナスにパスを出し、途中出場FWアレハンドロ・ガルナチョ、フレッジが立て続けに放ったシュートは相手にブロックされるが、右へのルーズボールにアントニーが反応。左足でゴール左に突き刺し、2戦合計4-3とした。

 バルセロナは交代策などで打開を図りながらも2点目が遠く、公式戦19試合ぶりの黒星。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ3位でELに回ったが、ヨーロッパのタイトル獲得は叶わなかった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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