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停滞続くソシエダ、6戦勝ちなしでEL敗退…久保建英は2試合連続の途中出場

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ソシエダはEL敗退

[3.16 EL決勝T1回戦 ソシエダ 0-0 ローマ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は16日、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)第2戦を行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)はローマ(イタリア)と0-0で引き分けた。公式戦6試合で勝ちがないまま2戦合計スコア0-2で敗退決定。久保はラ・リーガ前節のマジョルカ戦から2試合連続で先発を外れ、後半26分からの出場で勝利に導くことはできなかった。

 敵地で行われた第1戦に0-2で敗れ、厳しい状況でホームに帰ってきたソシエダ。第2戦でも引き続き4-3-1-2のシステムを採用し、久保とMFアシエル・イジャラメンディに代わってFWミケル・オヤルサバルとMFブライス・メンデスを先発起用した。

 試合はソシエダがボールを握りながらほぼ敵陣ハーフコートで進めるが、5-3-2の守備ブロックで中央を固めて守るローマに対し、攻めあぐねるという展開。中盤の選手がサイドに流れてなんとか相手を引き出そうとするも、パスの乱れや狙いの合わないシーンが続き、決定的なシュートには至らない。

 そうして迎えた前半45分、ローマはFWパウロ・ディバラが右CKをゴール前に送り込むと、ニアサイドでFWアンドレア・ベロッティが頭でそらし、ファーサイドに飛び込んだDFクリス・スモーリングがゴールに突き刺す。だが、ここでVARが介入。ボールはスモーリングの肘に当たっていたとして、ハンドの判定が下され、ゴールは認められなかった。

 結局、前半はそのままタイムアップ。ソシエダは失点こそ免れたものの、2点のビハインドを縮めることができないままハーフタイムを迎えた。

 そんなソシエダは後半2分、右サイドで華麗に相手をかわしたMFブライス・メンデスが左足でクロスを送ると、FWアレクサンドル・セルロースがフリーでヘディングシュート。この日一番のビッグチャンスとなったが、枠を捉えることはできない。

 後半23分にはB・メンデスの左CKにオヤルサバルが右足で合わせ、ローマGKルイ・パトリシオが弾いたボールに再びオヤルサバルが詰めるも、浮かせたシュートはクロスバーに直撃。跳ね返ったボールも相手に処理され、ソシエダはまたしても絶好のチャンスを逃した。

 なかなかスコアが動かない中、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は後半26分、ついに久保を投入。オヤルサバルに代わって2トップの一角に入った。すると同29分、久保はさっそくドリブルでゴール前に切れ込み、狙いを持ったスルーパスでチャンスを演出。直後の同30分、メンデスのクロスにDFイゴール・スベルディアが頭で合わせたが、これも枠を外れた。

 後半32分、久保は右サイドに流れてパスを引き出し、インスイングのクロスを送ったが、惜しくも中には合わない。終盤は久保がドリブルで侵入を試みるも、目立ったチャンスを作れず、最後はFWカルロス・フェルナンデスが小競り合いで退場してタイムアップ。ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマが2シーズンぶりのベスト8進出を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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