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マンUはザビッツァー2Gも逃げ切れず…セビージャが終盤のOG2発でドローに持ち込む

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[4.13 EL準々決勝 マンチェスター・U 2-2 セビージャ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は13日、準々決勝第1戦を開催した。マンチェスター・ユナイテッドのホームで行われたセビージャとの試合は、2-2の引き分けに終わった。

 決勝トーナメント1回戦でベティス(スペイン)と激突したマンチェスター・Uは、2戦合計5-1で駒を前に。16-17シーズン以来となる2度目のEL制覇を目指してホームのオールド・トラフォードで準々決勝第1戦を戦った。対するセビージャは、フェネルバフチェ(トルコ)を2戦合計2-1で破ってこの一戦へ。3季ぶり7度目の優勝を狙い、まずは敵地で先勝を目指した。

 試合は開始早々にいきなりゴールネットが揺れる。開始30秒のこと。敵陣でボールを奪ったマンチェスター・Uは、MFアントニーのスルーパスを受けたMFジェイドン・サンチョがフィニッシュ。しかし、こちらはオフサイドの判定で得点は認められなかった。

 それでも先にスコアを動かしたのはホームチームだった。マンチェスター・Uは前半15分、ペナルティエリアのライン上、相手センターバックの間でMFブルーノ・フェルナンデスからのパスを受けたMFマルセル・ザビッツァーが反転からゲット。GKヤシン・ブヌの頭上を抜くシュートでゴールに突き刺した。

 さらにマンチェスター・Uは前半21分に追加点を挙げた。自陣深い位置で相手のクロスをクリアしたボールがFWアントニー・マルシャルに入ると、そこからカウンターへ。ドリブルで持ち運びハーフラインを越すと、味方の上がりを待つようにボールをキープ。前線に鋭いスルーパスをさすと、これを受けたザビッツァーがゴールへ流し込み、この試合2点目をマークした。

 2点ビハインドとなったセビージャは前半42分、ゴール前で得たフリーキックをMFイバン・ラキティッチが右足で狙ったが、こちらは僅かに枠の外。同アディショナルタイム3分には、右サイドのコーナーキックからDFタンギ・ニアンズがヘディングシュートを放つも、こちらはGKダビド・デ・ヘアの好セーブに遭った。

 試合はマンチェスター・Uの2点リードのまま前半を折り返すと、反撃に出たいセビージャは選手交代。MFオリベル・トーレスに代えてDFヘスス・ナバスをピッチへ送り込んだ。一方のマンチェスター・UもDFラファエル・バランを下げてDFハリー・マグワイアを投入。前半にB・フェルナンデスが巻いたキャプテンマークを受け取りピッチに入った。

 後半立ち上がりから一進一退の攻防となると、同16分にはマンチェスター・Uアントニーのシュートがポストを叩く。試合を決定付けたいマンチェスター・Uは次の1点を狙うべく、同18分に3枚替え。B・フェルナンデス、A・マルシャル、サンチョに代わってMFクリスティアン・エリクセン、FWボウト・ベグホルスト、FWアンソニー・エランガが出場した。

 勝利へ3点が必要なセビージャは後半22分に選手交代。FWエリク・ラメラを下げてFWユセフ・エン・ネシリを送り込み、まずは1点を狙いにいく。それでも試合の主導権を握るのは、マンチェスター・U。ボールを流動的に動かして相手ゴールに迫った。

 マンチェスター・Uは後半36分、アントニーに代わってMFファクンド・ペリストリが途中出場。同37分にはDFタイレル・マラシアがゴール前で決定機を迎えたが、シュートは相手のブロックに遭い、追加点とはならない。

 すると、アウェイチームが1点差に詰め寄る。後半39分、ペナルティエリア手前のMFフェルナンド・レゲスからボックス内右のJ・ナバスにボールが入ると、折り返しがマラシアに当たってゴールイン。至近距離でコースが変わったシュートにデ・ヘアも弾き切ることができなかった。

 さらにセビージャは後半アディショナルタイム2分、右サイドMFルーカス・オカンポスのクロスボールにエン・ネシリがヘディング弾。シュートは目の前のマグワイアに当たってコースが変わると、そのままゴール左へ吸い込まれていった。

 試合終盤のオウンゴール2発で追いついたセビージャ。マンチェスター・Uは点差を守り抜くことができず、2-2で引き分けた。第2戦は20日にセビージャのホームで行われる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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