AZ毎熊晟矢が先制ゴールでEL16強に導く!! 海外挑戦1年目で快挙、次戦はマンUかトッテナム

DF
[2.20 EL決勝トーナメントプレーオフ ガラタサライ 2-2 AZ]
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は20日、決勝トーナメントプレーオフ第2戦を各地で行い、DF毎熊晟矢所属のAZ(オランダ)がガラタサライ(トルコ)に2-2で引き分けた。2戦合計スコアでは6-3で大きく上回り、AZは2013–14シーズン以来11季ぶりのベスト16進出。右サイドバックで先発した毎熊は前半43分、豪快な攻撃参加から今大会2ゴール目を決め、加入1年目での歴史的快挙に大きく貢献した。
ホームでの第1戦に4-1で勝利し、圧倒的なリードを持って敵地での第2戦に臨んだAZ。スタジアムは雪がちらつく難しいコンディションとなり、相手は出場停止明けのエースFWビクター・オシメンが復帰してきた上、開始12分には攻撃の軸を担う10番MFスフェン・マイナンスが負傷交代を強いられるアクシデントも起きたが、しぶとく渡り合った。
すると前半43分、ベスト16を大きく手繰り寄せる先制点が入った。マイナンスに代わって途中出場したFWジコ・ブールメースターがボールを収めて持ち運び、右サイドでパスを受けたFWエルネスト・ポクが相手のスライディングをかわして前進すると、そこにオーバーラップしたのが毎熊。一度は外に開きながらもゴール正面まで入ってパスを受け、最後は相手との球際を制してゴールにねじ込んだ。
毎熊は昨年12月12日のリーグフェーズ第6節ルドゴレツ戦に続いて今大会2ゴール目。今季の加入以降、エール・ディビジではノーゴールとなっているが、またしても欧州カップ戦の舞台で結果を出した。またホームの第1戦でも決勝点につながるPKを獲得していた毎熊。16強プレーオフという舞台でも着実に貢献を続けた。
AZの勢いは後半も止まらず、10分にまたもリードを広げた。中盤でMFクリスティアン・ベリッチがボールを奪い切り、ショートカウンターを仕掛けると、ブールメースターとFWトロイ・パロットがテンポの良いパス回しで侵攻を試み、最後はMFデンソ・カシウスがペナルティエリア外から右足一閃。強烈な弾丸シュートをゴール右隅に突き刺し、これで2試合合計6-1となった。
ところがそこからはガラタサライの猛攻に襲われた。まずは11分、低い位置に降りたMFルーカス・トレイラからの浮き球パスが前線に送られると、うまく毎熊とDFワウター・ゴエスのギャップを突いたオシムヘンが右足ボレーで突き刺し、1点を返す。また同25分にはFWバルシュ・ユルマズが毎熊の裏を取り、クロスからMFロランド・サライが決めてこの試合は2-2の同点となった。
だが、ガラタサライの猛攻はここまでだった。終盤にはオカン・ブルク監督が主力を下げて21歳のFWユフス・デミル、17歳のFWベラト・ルシュを投入し、若手に経験を積ませたことでAZが主導権を握る時間が増加。そのままタイムアップを迎え、AZが2戦合計スコア6-3でベスト16入りを決めた。
毎熊は加入1年目でEL決勝トーナメント進出の快挙。今大会ではビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ、トッテナムの世代別イングランド代表FWマイキー・ムーア、ルドゴレツのスイス代表FWクワドウォ・ドゥアーとのマッチアップに苦しめられ、この日もオシメンやユルマズに手を焼く場面もあったが、持ち味の攻撃では随所に見せ場を作り続け、さらに欧州カップ戦でアピールを続けるチャンスを掴んだ。
決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会は21日に実施。AZはマンチェスター・ユナイテッドかトッテナムと対戦することが決まっている。
●ヨーロッパリーグ(EL)24-25特集
▶ついに16強が出揃う!遠藤航や久保建英ら日本代表選手も!CL・EL決勝トーナメントはWOWOWで全試合独占生中継!
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ホームでの第1戦に4-1で勝利し、圧倒的なリードを持って敵地での第2戦に臨んだAZ。スタジアムは雪がちらつく難しいコンディションとなり、相手は出場停止明けのエースFWビクター・オシメンが復帰してきた上、開始12分には攻撃の軸を担う10番MFスフェン・マイナンスが負傷交代を強いられるアクシデントも起きたが、しぶとく渡り合った。
すると前半43分、ベスト16を大きく手繰り寄せる先制点が入った。マイナンスに代わって途中出場したFWジコ・ブールメースターがボールを収めて持ち運び、右サイドでパスを受けたFWエルネスト・ポクが相手のスライディングをかわして前進すると、そこにオーバーラップしたのが毎熊。一度は外に開きながらもゴール正面まで入ってパスを受け、最後は相手との球際を制してゴールにねじ込んだ。
毎熊は昨年12月12日のリーグフェーズ第6節ルドゴレツ戦に続いて今大会2ゴール目。今季の加入以降、エール・ディビジではノーゴールとなっているが、またしても欧州カップ戦の舞台で結果を出した。またホームの第1戦でも決勝点につながるPKを獲得していた毎熊。16強プレーオフという舞台でも着実に貢献を続けた。
AZの勢いは後半も止まらず、10分にまたもリードを広げた。中盤でMFクリスティアン・ベリッチがボールを奪い切り、ショートカウンターを仕掛けると、ブールメースターとFWトロイ・パロットがテンポの良いパス回しで侵攻を試み、最後はMFデンソ・カシウスがペナルティエリア外から右足一閃。強烈な弾丸シュートをゴール右隅に突き刺し、これで2試合合計6-1となった。
ところがそこからはガラタサライの猛攻に襲われた。まずは11分、低い位置に降りたMFルーカス・トレイラからの浮き球パスが前線に送られると、うまく毎熊とDFワウター・ゴエスのギャップを突いたオシムヘンが右足ボレーで突き刺し、1点を返す。また同25分にはFWバルシュ・ユルマズが毎熊の裏を取り、クロスからMFロランド・サライが決めてこの試合は2-2の同点となった。
だが、ガラタサライの猛攻はここまでだった。終盤にはオカン・ブルク監督が主力を下げて21歳のFWユフス・デミル、17歳のFWベラト・ルシュを投入し、若手に経験を積ませたことでAZが主導権を握る時間が増加。そのままタイムアップを迎え、AZが2戦合計スコア6-3でベスト16入りを決めた。
毎熊は加入1年目でEL決勝トーナメント進出の快挙。今大会ではビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ、トッテナムの世代別イングランド代表FWマイキー・ムーア、ルドゴレツのスイス代表FWクワドウォ・ドゥアーとのマッチアップに苦しめられ、この日もオシメンやユルマズに手を焼く場面もあったが、持ち味の攻撃では随所に見せ場を作り続け、さらに欧州カップ戦でアピールを続けるチャンスを掴んだ。
決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会は21日に実施。AZはマンチェスター・ユナイテッドかトッテナムと対戦することが決まっている。
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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