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[C☆voice76]早稲田大FW榎本大希「危機感のほうが大きい」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第76回は早稲田大のFW榎本大希選手(4年=横浜FMユース)です。

 馬力のあるドリブルと、得点感覚の高さを武器にゴールを連発するストライカー。大学王者の新エースの今季の目標とは?(取材日:2月18日)

―関東選抜対千葉の試合を振り返って
「前半出られなくて、外から試合を見ていて、球際のところとか緩いなと思っていたので、立ち上がりからそういうところをがっつり、相手に自由にやらせないというか、自分たちのペースに持って行こうと個人的に思っていて、スタートの時もそういうことを言って、同じような思いを持った選手がいっぱいいたので、共有して最初から入ることができました」

―早稲田勢が4人出ていた
「早稲田の選手が一緒にいてやりやすさとかもあったんですけど、他のボランチの選手とかも最初からイメージを共有できたというか、やりやすさとかすごくあって、連係のところでも意思の統一のところでも凄くうまく行っていたのかなと思いました。相手が結構、足下、足下に行っていたので、高い位置からプレスをかけて、ひたすら高い位置から奪い続けるというかマイボールでプレーできたと思うので、そういうところが、前半と違ってよかったと思います、結構思い通りにいったところが多かった」

―ゴールについては
「こぼれ球だったんですけど。決めるチャンスは他にもあったんですけど、ああいう形でも取れたことは大きかったですね」

―今年は各チームからターゲットにされる存在
「自分たちがやってきたこと、積み重ねてきたところが間違っていないという思いはありますけれど、去年とはまた立場も違いますし、上の学年も何人も抜けている。そういった意味で全然行けるという自信はあまりなくて、危機感のほうが大きい。そういう気持ちでやっていかないと、目標達成はできない。特に練習から危機感とかプレッシャーとか、感じながらプレーすることを意識してやっていますね」

―危機感の方が強い
「優勝しましたけれど、全日本にも誰も入っている選手はいない。今回は自分のためという思いもあるけれど、各部員の思いとか、看板を背負ってここで出て結果を出していかなければいけない。そういう中でやっていきたい」

―早稲田は各選手が仲間のためにという意識が強い
「早稲田はそういうチームなので、常に自分だけでなくてチームのためとか、選抜に来ても他の思いを背負って戦わなければいけない。自分のためもそうだし、こっちに来てもチームのために戦うというのが、自分たちのやり方なので全うしていきたいと思います」

―インカレはかなりインパクトのある活躍をした
「リーグの終盤くらいからコンディションとかよくて、インカレではワンゴールしかできなくて、あまり結果を残すことはできなかったかもしれないですけど、個人的な感じ方としては良かった。それでも決勝でやっぱりトミくん(富山貴光)が持って行っちゃうのは、やっぱり持っているなと思った」

―今年の目標は
「リーグの優勝に貢献するということなんですけど、前期で8点以上取ってリーグ全体で15ゴール以上を目標として立てている」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「College star voice」

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