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[ケイスポ]決定力の差が響き開幕4連敗 流経大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[4.28 関東1部・前期リーグ第4節 慶應義塾大1-3流経大 荻野]

 ここまで開幕3連敗の苦しい戦いが続く慶大の今日の相手は開幕から2分け1敗と未だに勝利のない流経大。試合は慶大に退場者を出す激しい展開となったが、開始早々の失点が響き1-3で敗れた。これにより慶大は開幕4連敗となった。

 慶大は前の試合からメンバーを入れ替えてこの一戦に臨んだ。ボランチに山内浩道(3年=國學院久我山高)、GKには福本晋也(4年=暁星高)が今季初先発した。開始早々の5分、流経大にDFラインの裏を突かれ、強烈なシュートを打たれてしまう。GK福本が一度はセーブするも再び押し込まれ1点を追う展開に。早い時間に同点に追いつきたい慶大だったが流経大の守備を攻略することができず、決定機を作れないまま前半を終える。

 後半に入ると試合は激しさを増す。54分、ペナルティエリア外で磨見朋樹(3年=横浜FCユース)からリターンパスを受けたFW武藤嘉紀(3年=F東京U-18)が相手ディフェンス陣を次々とかわしシュートを放つも枠をとらえることができない。流れが慶大に移りかけていた65分、再び試合が動く。ゴール前25メートル付近で相手にFKのチャンスを与えると、流経大森保に直接決められ追加点を許してしまう。何とか1点を返したい慶大だったが71分に1年生ながら今季3試合にスタメン出場している宮地元貴(1年=東京Vユース)がこの日2枚目のイエローカードを受け退場してしまう。苦しい状況になったが、慶大は決してあきらめなかった。75分、中盤で近藤貫太(2年=愛媛ユース)からボールを受けた武藤が左足一閃。これがゴール左隅に見事に突き刺さり再び1点差に。このゴールにより流れを引き戻した慶大だったが、ここから流経大のカウンターを受ける場面が目立つようになる。86分、中盤で増田湧介(3年=清水東高)が不用意にボールを奪われ最後は流経大の久保に決められてしまい、ダメ押しの3点目を献上してしまう。試合はそのまま動くことなくタイムアップ。何とか連敗を止めたい慶大だったが、この日も勝利を飾ることはできなかった。

 慶大は最後の崩しの部分でのアイデアが不足していた。ゴール前でいかに相手の逆を取れるかが課題だろう。開幕4連敗と未だに勝ち点を得られていない慶大だが、また試合はすぐやってくる。8日間で3試合を行うという厳しい日程だが、早く切り替えて慶大に勝利をもたらしてくれることに期待したい。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会 青山直樹)

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