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[コマスポ]大逆転勝利 、上位対決制す!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第8節は19日、朝鮮大学グラウンドで駒澤大vs東京学芸大戦が行われた。前節ロスタイムで逆転ゴールを奪われ、悪い流れを変えるためにもなんとしても勝ち点3が欲しい一戦。強風の中難しい試合になったが前半の早い時間に先制点を許してしまう。前半のうちに追いつきたい駒大はロングボールを中心に攻め込むが、後半開始早々、東学大攻撃陣の個人技から失点を喫し2点ビハインドとなる。しかし、ここから駒大の快進撃が始まった。51分MF碓井鉄平(4年=山梨学院高)のFKがそのままゴールに入り一点差に迫ると、63分にはMF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)のパスからFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)が頭で合わせ同点に追いつく。さらに、80分にはDF田中雄一(4年=前橋育英高)の左サイドのクロスから再び山本が頭で合わせ、逆転に成功する。そして、終了間際にはGK檜山昇吾(4年=水戸商高)のパントキックからエリア付近で待ち構えていた小牧がヘディングでシュート。ダメ押しとなる4点目を奪い勝負あり。試合は大逆転勝利といった形で終了。上位対決を制し、2位をキープした。

 序盤風下の駒大は東学大の猛攻を受ける。13分に中盤のスペースを空けてしまい東学大のMF平田惇(1年=広島ユース)にグランダーのミドルシュートを突き刺され先制点を許してしまう。追いつきたい駒大はFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)を起点にロングボールからチャンスを作る。31分DF大木暁(3年=東京Vユース)のクロスに小牟田がヘッドで合わせるがこれはオフサイドでゴールならず。さらに立て続けに右サイドからMF久永翼(3年=京都U-18)のクロスに山本が右足で合わせるが得点にはならない。その後もチャンスを得点に結びつけられず、1点ビハインドで前半を折り返す。

 巻き返していきたい後半だったが、立ち上がりピンチに襲われる。東学大のFW山崎直之(4年=F東京U-18)の個人技から追加点を入れられてしまう。しかしここから駒大の猛攻が始まる。51分碓井のFKは風上の風にも乗り直接ゴールに吸い込まれ、ラッキーな形で1点を返す。さらに63分途中出場のMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)がドリブルで左サイドを突破し小牧にパス、その小牧からのクロスに最後は山本が冷静にヘディングで合わせて同点に追いつく。ここから流れは駒大へ。80分には左サイドでキムがタメを作り田中がクロスを上げると中で合わせたのは山本。打点の高いヘディングで3-2ついに逆転に成功した。87分にはGK檜山のロングフィードに小牧が抜け出しヘディングで合わせて追加点を奪い、試合は終了。終わってみれば4ー2の大逆転勝利だった。

 逆転について秋田監督は「皆で逆転しようという気持ちでやって、逆転出来たのでそういう気持ちが切れないで、ポジティブだった」と語った。また失点の多いチームについて主将碓井は「皆でもっとマークをずらしてしっかりと早く対応していれば問題が無かったかと思う。最近早い時間帯での失点が多いのでそこは修正していかなければいけないと思う」と課題を語った。逆転勝利の余韻の中にも課題はしっかり見えている。前半戦も残り1節、今節のいい流れを持っていけるか次節も駒大らしいサッカーを見せて欲しい。

[写真]逆転ゴールを決め勝利に貢献したエース山本

(文 駒大スポーツ 山本佑輔)
(写真 同 射手真矢)

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