[7.14 ユニバーシアード準決勝 日本1-1(PK1-3)フランス ロシア]

　計17本のシュートも1得点。0-1の後半22分にFW赤崎秀平(筑波大4年=佐賀東高、鹿島アントラーズ内定)のゴールで同点に追いついた日本だったが、次の1点を奪うことができず、PK戦の末に連覇の夢が潰えた。

　MF谷口彰悟(筑波大4年=大津高)は「今まで戦ってきた中で、今回のフランスは間違いなく一番しっかりしていたチーム。守備のブロックを形成して、連係も素晴らしかった」と勝者を讃えた。

　2年前の前回大会で世界一を経験している谷口。前回大会で体感じたユニバーシアードの難しさをチームに伝えてきた。「(前回参加したユニバでは初戦で引き分けたため)初戦が一番苦しいというのは、みんなには伝えてきたし、今日の準決勝も決勝と同じくらい大切な試合だというのは、監督も含めみんな分かっていたと思うが……やはり悔しい」。川崎フロンターレ、清水エスパルスが注目する大型ボランチは、大学サッカー、Jリーグで成長して世界舞台に帰ってくる。

(取材　飯嶋玲子)