[関東]明治大が今季3度目の首位奪取! 筑波大、法政大が続く…最下位・国士舘大は5連敗
第90回関東大学リーグ1部
第90回関東大学リーグ1部の第8節が21、22日に各地で行われた。大混戦のリーグ戦。今節では首位の法政大が日本体育大に1-2で敗れ、3位へ後退した。一方で明治大は順天堂大に2-1で勝利し、5戦負けなし(2勝3分)とすると、今季3度目の首位を奪取した。
毎節大幅に順位が入れ替わり、混戦を極めているリーグ戦。第8節の結果によって、勝ち点15の明治大が首位に立ち、同14の筑波大が2位。3位に同13の法政大がつけており、4位から6位には勝ち点12で桐蔭横浜大、早稲田大、慶應義塾大が順に並んでいる。勝ち点3差に6校が並ぶ団子状態だ。
混戦ゆえに“1勝”だけでなく、“1敗”の重みも増しており、前節終了時には、首位と勝ち点3差の7位に浮上していた流通経済大だったが、今節の敗戦で一気に降格圏の11位まで転落している。
首位の座を奪取したのは明治大。順天堂大を2-1で撃破した。前半10分に先制し、後半19分には追加点。MF土居柊太(3年=浜松開誠館高)の2アシストで2点差に広げた。後半23分には1点を返されたものの、逃げきっての勝利。今季4勝目を手にすると3度目の首位に立っている。敗れた順天堂大は初の連敗で今季最低の9位へ転落した。
着実に勝ち点を重ねているのが筑波大。この日は後半21分にFW中野誠也(2年=磐田U-18)が決めたゴールが決勝点となり、桐蔭横浜大を1-0で撃破した。前節で流通経済大に0-1で敗れ、首位から5位へ順位を落としていたものの連敗せずに2位まで戻った。なお、今季3度も首位に立っている桐蔭横浜大だが、これで4戦勝ちなし(2分2敗)となり、4位へ下げている。
前節終了時には、首位に立っていた法政大だったが、11位の日本体育大に1-2で敗れる痛恨の黒星。後半6分に先制するも、後半39分、42分と立て続けに2失点しての敗戦で首位と勝ち点2差の3位に下げた。今季4度も最下位に沈んでいた日本体育大だが、これで3連勝。ついに降格圏を脱出し、10位へ浮上している。
いまいち波に乗れずにいるのが早稲田大。今節では駒澤大と対戦すると、先制を許すなか一時は逆転しながらも、2-3で敗れた。前半3分に失点したが、同5分にCKからDF飯泉涼矢(3年=三菱養和SCユース)のゴールで追いつく。前半44分にはFW中山雄希(4年=大宮ユース)の今季5点目で2-1と逆転に成功した。
その後はなかなかスコアは動かなかったが、後半29分に2-2に追いつかれると、4分後には3失点目。MF吉岡雅和(4年=長崎総合科学大附高)に決められ、2-3の敗戦となった。4戦勝ち無し(2分2敗)の早稲田大は、首位と勝ち点3差の5位へ落としている。一方の駒澤大は待望の3戦ぶり白星で首位と勝ち点4差の7位。この勝利を上位進出の足がかりにしたいところだ。
専修大は流通経済大に2-1の逆転勝利で2戦ぶりの白星獲得。後半6分に退場者を出し、数的不利を強いられる。10人で戦う中、後半9分に先制されたが、そこからFW柳育崇(4年=八千代高)が2得点を挙げて逃げ切った。10位から8位へ順位を上げている。流通経済大は連勝ならず、降格圏の11位まで下がってしまった。
慶應義塾大は国士舘大に2-1の逆転勝利。前半26分に先制されたが、後半1分のオウンゴールで追いつき、終了間際の41分にDF豊川功治(4年=千葉U-18)のゴールで逆転した。今季初の2連勝で6位への浮上に成功した。
一方で敗れた国士舘大は5連敗で3節連続の最下位。11位と勝ち点6差が開いてしまい、厳しい状況に置かれている。
【前期第8節】(5月21日)
[味の素フィールド西が丘]
慶應義塾大 2-1 国士舘大
[慶]オウンゴール(46分)、豊川功治(87分=補・望月大知)
[国]林祥太(26分)
早稲田大 2-3 駒澤大
[早]飯泉涼矢(5分=補・小林大地)、中山雄希(44分=補・平澤俊輔)
[駒]星キョーワァン(3分)、大村英哉(74分)、吉岡雅和(78分=補・中原輝)
[味の素スタジアム西競技場]
法政大 1-2 日本体育大
[法]ディサロ燦シルヴァーノ(51分=補・永戸勝也)
[日]福田圭佑(84分)、太田修介(87分=補・瀧本高志)
明治大 2-1 順天堂大
[明]丹羽詩温(20分=補・土居柊太)、巽豪(64分=補・土居柊太)
[順]石上輝(68分=補・浮田健誠)
(5月22日)
[栃木県グリーンスタジアム]
流通経済大 1-2 専修大
[流]渡邉新太(54分=補・小池裕太)
[専]柳育崇2(84分=補・丸野了平、90分=補・野田卓宏)
桐蔭横浜大 0-1 筑波大
[筑]中野誠也(66分=補・浅岡大貴)
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