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[関東]4人で4発の明治大が首位で前期折り返す、国士舘大が9戦ぶり勝利で専修大が降格圏転落:第11節

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第90回関東大学リーグ1部


 第90回関東大学リーグ1部の第11節が11、12日に各地で行われた。首位に立つ明治大は4人で4得点を奪い、日本体育大に4-0の完封勝利。首位の座をキープし、前期リーグ戦を終えた。また今節では流通経済大が4節ぶりに降格圏を脱出。専修大が降格圏の11位に順位を下げた。

 後期の明治とは言わせない。前期リーグを7勝3分1敗で終えた明治大が首位の座をキープしている。総得点数ではリーグトップの24得点、総失点は12校中3番目に少ない11失点。攻守噛み合い、結果がついてきている。

 前期最終節では日本体育大と戦い、4-0で勝利した。故障から復帰の10番・FW木戸皓貴(3年=東福岡高)の3戦連発弾で前半4分に先制。1分後には得点ランクトップのFW丹羽詩温(4年=大阪桐蔭高)のゴールで2-0に差を広げた。

 同13分にはDF岩武克弥(2年=大分U-18)の得点で3-0に突き放す。後半9分には岩武のアシストからMF土居柊太(3年=浜松開誠館高)がゴール。4人で4得点を挙げての完勝で勝ち点3を加えた。

 今季は開幕節、第2節の終了時には首位に立っていたものの、その後に3戦勝ちなし(2分1敗)と結果がついてこない時期もあった。それでも敗戦は1試合に留め、最低5位で踏みとどまると勝ち点を積み重ね、前期ラスト4節は4連勝で首位をキープ。8戦負けなし(5勝3分)の4連勝で、今後は総理大臣杯・関東予選を迎える。

 首位・明治大を追う上位陣は軒並みドロー。2位の筑波大早稲田大と1-1で引き分け、3位の法政大は4位の順天堂大と2-2。5位の慶應義塾大は10位の駒澤大と2-2で引き分けた。

 筑波大は後半25分に先制し、後半31分には早稲田大GKが一発退場。数的有利に立ったものの、後半39分に失点しての悔しい引き分け。首位と勝ち点5差に広げられた。

 早稲田大は7戦勝ちなし(3分4敗)の9位で前期をフィニッシュ。低迷中のチームは、前節に引き続きU-19日本代表GK小島亨介(2年=名古屋U18)がゴールマウスを守ったが、その小島が0-1の後半に一発退場。10人で追いついたが逆転はならなかった。

 流通経済大は0-2からの4発逆転で桐蔭横浜大に4-2で勝利。4戦ぶりの白星で一気に降格圏・11位から7位へ浮上を果たした。

 専修大は先制したものの、国士舘大に2-3の逆転負け。3戦勝ちなし(1分2敗)で今季最低の11位へ転落。まさかの降格圏で前期リーグを折り返すことになってしまった。国士舘大は10番FW松本孝平(4年=藤沢清流高)の1得点1アシストなどで、9戦ぶりの今季2勝目。残留圏・10位と勝ち点5差に縮めた。

 なお、個人では得点ランキングトップに計8点で明治大の丹羽が立っており、アシストランキングでは計6アシストで明治大のMF道渕諒平(4年=仙台ユース)が1位となっている。

【前期第11節】(6月11日)
[川口市青木町公園総合運動場市青木町公園総合運動場]
明治大 4-0 日本体育大
[明]木戸皓貴(4分=補・道渕諒平)、丹羽詩温(5分)、岩武克弥(13分)、土居柊太(54分=補・岩武克弥)

流通経済大 4-2 桐蔭横浜大
[流]日高大(45分+3)、小野原和哉(56分=補・日高大)、安芸銀治2(65分&75分=補・日高大)
[桐]劔聖矢(5分=補・石川大地)、浅川隼人(10分)

(6月12日)
[味の素スタジアム西競技場]
国士舘大 3-2 専修大
[国]松本孝平(42分=補・大石竜平)、信末悠汰(44分)、谷村海那(76分=補・松本孝平)
[専]氣田亮真(2分)、下田悠哉(80分=補・大西拓真)

慶應義塾大 2-2 駒澤大
[慶]豊川功治(6分=補・望月大知)、山本哲平(79分=補・松木駿之介)
[駒]伊勢渉(55分=補・児玉卓也)、大村英哉(64分)

[佐倉市岩名運動公園陸上競技場]
順天堂大 2-2 法政大
[順]米田隼也(61分)、名古新太郎(90分=補・米田隼也)
[法]柳沢拓希(69分)、山田将之(81分=補・長倉颯)

早稲田大 1-1 筑波大
[早]小林大地(84分)
[筑]中野誠也(70分=補・北川柊斗)


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