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[関東]首位・明治大は10人で早大下し、8連勝!日体大は今季最高3位浮上:第15節

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10人となった明治大だが、丹羽の得点で早稲田大に完封勝利

第90回関東大学リーグ1部


 第90回関東大学リーグ1部の第15節が24、25日に各地で行われた。首位を独走する明治大は退場者を出しながらも、早稲田大に1-0で勝利した。2位の法政大桐蔭横浜大を2-1で下し、首位と勝ち点9差をキープ。日本体育大筑波大に3-2で競り勝ち、今季最高の3位へ順位を上げた。

 破竹の8連勝だ。首位を走る明治大は早稲田大に1-0で完封勝利した。前半21分にDF山﨑浩介(3年=大宮ユース)が一発退場。数的不利となったが、前半40分にFW丹羽詩温(4年=大阪桐蔭高)がゴールネットを揺らす。得点ランキング単独トップとなる丹羽の今季9点目が決勝点。3戦連続の完封で2位以下と勝ち点9差を維持した。敗れた早稲田大は2戦勝ちなし(1分1敗)で6位へ後退している。

 2位の法政大桐蔭横浜大の富士北麓での一戦は、濃霧の影響などで25日へ延期された。試合は法政大が2-1で勝利し、2位を守った。後半7分の先制後、一時はPKで追いつかれたが、後半41分にFW青柳燎汰(2年=前橋育英高)が頭で決勝点となる勝ち越し弾を決めた。

 敗れた桐蔭横浜大は後期リーグ未だ勝ちなし(2分2敗)で8位から9位へ後退。前期リーグでは3度も首位に立っていたが、ここへ来て失速。降格圏の11位と勝ち点2差となっており、徐々に差を詰められている。

 5位の日本体育大は3位の筑波大に3-2で競り勝った。前期リーグでは4度も最下位に沈んでいたが、徐々に結果を出し始めると今季最高の3位まで順位を上げた。敗れた筑波大は2連勝ならず、3位から4位へ順位を下げた。

 試合は前半2分に日本体育大がMF高井和馬(4年=千葉SCユース)のゴールで先制も、筑波大がエースFW中野誠也(3年=磐田U-18)とDF会津雄生(2年=柏U-18)の得点で逆転に成功。筑波大リードの2-1で前半を折り返す。

 しかし後半29分、高井のこの日2点目となるヘディング弾で日体大が追いつくと、2分後にはFW平川元樹(2年=札幌U-18)のゴールで勝ち越し。そのまま逃げ切り勝利を飾った。

 4位の慶應義塾大は11位の専修大と2-2の引き分け。慶大は5位から4位へ後退。専修大は後期リーグ初勝利はお預けで11位と変わらず。とはいえ、2戦連続ドローで勝ち点1を重ねると残留圏の10位・流通経済大へ勝ち点1差に迫った。

 勝ち点6の意味を持つ、残留争いに関わる大事な一戦。9位の流通経済大駒澤大に0-1で敗れ、降格圏と勝ち点1差の10位へ下がってしまった。後半開始1分、FW大谷真史(4年=広島ユース)の浮き球からMF大村英哉(3年=聖隷クリストファー高)が決めたヘディングシュートが決勝点。勝利した駒澤大は10位から7位へ一気にジャンプアップした。

 最下位の国士舘大順天堂大に2-1で勝利。残留圏の10位と勝ち点3差に詰めた。前半31分の先制後、後半16分に追いつかれたがエースが仕事を果たす。

 後半18分、FW大石竜平(2年=清水桜が丘高)の浮き球からFW松本孝平(4年=藤沢清流高)が頭で合わせ、ネットを揺らした。後期リーグで初めての先発起用となった来季名古屋加入内定の松本の一撃が決勝点。国士舘大が大事な勝ち点3を重ねた。順天堂大は後期開幕4連敗で降格圏の11位とわずか勝ち点2差の8位まで順位を落としている。

【第15節】(9月24日)
[富士北麓]
順天堂大 1-2 国士舘大
[順]米田隼也(61分=補・松島奨真)
[国]本間達耶(31分)、松本孝平(63分=補・大石竜平)

法政大 (延期) 桐蔭横浜大

[カシマスタジアム]
慶應義塾大 2-2 専修大
[慶]オウンゴール(45分+2)、豊川功治(66分=補・井上大)
[専]中杉雄貴(14分=補・氣田亮真)、下田悠哉(62分=補・佐藤遵樹

筑波大 2-3 日本体育大
[筑]中野誠也(36分=補・吉田直矢)、会津雄生(38分)
[日]高井和馬2(2分、74分=補・高野遼)、平川元樹(76分=補・瀧本高志)

(9月25日)
[味の素フィールド西が丘]
流経大 0-1 駒澤大
[駒]大村英哉(46分=補・大谷真史)

明治大 1-0 早稲田大
[明]丹羽詩温(40分=補・土居柊太)

[法政大城山サッカー場]
法政大 2-1 桐蔭横浜大
[法]清谷陸(52分=補・武藤友樹)、青柳燎汰(86分=補・紺野和也)
[桐]鈴木国友(75分=PK)


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