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[関東]4連勝の筑波大が首位ターン確定!順大はシュート0本の慶大と痛恨スコアレス:第10節

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順大は慶大と痛恨のスコアレスドロー

第91回関東大学サッカーリーグ戦1部


 第91回関東大学サッカーリーグ戦1部の第10節が17、18日に各地で行われた。首位に立つ筑波大明治大に2-0で勝利。2位の順天堂大慶應義塾大とスコアレスドロー。前期リーグ1試合を残し、2位以下と勝ち点4差に開いた筑波大は前期首位ターンを確定させた。

 筑波大はFW北川柊斗(4年=名古屋U18)の1得点1アシストで明治大に2-0で勝利した。3戦ぶりの完封で4連勝を飾り、勝ち点23に伸ばすと首位での折り返しを決めている。この日の試合で3試合連続ゴールを挙げた磐田内定FW中野誠也(4年=磐田U-18)は通産8得点で得点ランキング単独首位を守った。なお、敗れた明大は今季初の連勝ならず。6位から8位へ後退した。

 首位の筑波大に食らいつきたい2位・順天堂大だったが、11位・慶應義塾大と痛恨のスコアレスドロー。今季は下位チーム相手の取りこぼしが目立つ。公式記録上でのシュート数では13本と0本の相手を圧倒したが、GK上田朝都}(2年=横浜FMユース)の好セーブにも泣き、最後までネットが揺らせなかった。

 一方、FW近藤貫太(4年=愛媛)がキャプテンマークを巻いた慶大だが、屈辱のシュート0本。筑波大、流通経済大、そして順天堂大と上位相手の一戦すべてで0-0へ持ち込み、勝ち点1を重ねているものの、勝利は遠く。これで3戦無得点の6戦未勝利(3分3敗)。次節は勝ち点2差の最下位・桐蔭横浜大と直接対決だ。

 前期終盤戦で失速をみせているのが流通経済大法政大に1-2で敗れ、今季初の連敗で3位から4位へ後退した。第7節終了時点まで3節連続で首位を守っていたが、そこから3戦未勝利(1分2敗)でずるずると順位を下げている。5戦ぶりの白星となった法大は10位から7位へ浮上した。

 試合は後半11分に法政大がDF加藤威吹樹(2年=広島ユース)のゴールで先制。同30分に流通経済大が途中出場の仙台内定FWジャーメイン良(4年=流通経済大柏高)の得点で追いついたが、4分後に法大が二度目のリードに成功。加藤のアシストからルーキーFW上田綺世(1年=鹿島学園高)が決めた。法大がそのまま逃げきっている。

 上位が取りこぼすなかで白星を得たのは東京国際大。最下位・桐蔭横浜大に3-1で勝利した。いずれも浦和レッズユース出身者のゴールで今季最多タイの3発快勝。3戦ぶり白星で5位から3位へ上げている。2連勝中の桐蔭横浜大にとっては、勝てば降格圏脱出の可能性もあった一戦で、痛恨の黒星。次節は勝ち点2差の11位・慶大と激突。下位直接対決を制し、9戦ぶりの最下位脱出といきたいところだ。

 東洋大駒澤大は1-1で引き分けた。前半42分に獲得したPKをDF熱川徳政(4年=藤枝東高)が決めて駒澤大が先制も、後半6分に東洋大がFW坂元達裕(3年=前橋育英高)の今季5点目で追いつき、勝ち点1を分け合った。6戦負けなし(3勝3分)とはいえ、3戦連続ドローの東洋大は4位から5位へ後退。駒大は7位から9位へ下げている。

 専修大日本体育大に2-1で勝利。前節・筑波大に1-3で敗れ、8位へ下げていたが6位へ戻った。日体大は今季初の連敗で10位へ下げている。試合は後半6分、専修大のDF小林岩魚(3年=甲府U-18)がCKから直接決めて先制し、同14分にオウンゴールで追加点。終了間際の45分に日体大FW瀧本高志(3年=履正社高)が1点を返すも、そのまま試合は終了した。

結果は以下のとおり

【前期第10節】(6月17日)
[日立市民運動公園陸上競技場]
駒澤大 1-1 東洋大
[駒]熱川徳政(42分=PK)
[東]坂元達裕(51分)

法政大 2-1 流通経済大
[法]加藤威吹樹(56分=補・末木裕也)、上田綺世(79分=補・加藤威吹樹)
[流]ジャーメイン良(75分=補・渡邉新太)

(6月18日)
[味の素フィールド西が丘]
桐蔭横浜大 1-3 東京国際大
[桐]石川大地(42分=補・鳥海芳樹)
[東]安東輝(15分)、進昂平(38分=PK)、條洋介(56分=補・安東輝)

明治大 0-2 筑波大
[筑]北川柊斗(46分=補・西澤健太)、中野誠也(55分=補・北川柊斗)

[中台運動公園陸上競技場]
順天堂大 0-0 慶應義塾大 

日本体育大 1-2 専修大
[日]瀧本高志(90分)
[専]小林岩魚(51分)、オウンゴール(59分)


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