beacon

[デンチャレ]関東B氣田亮真が2得点、専修の「新しい黄金期を」“先輩”町田也真人を意識

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF氣田亮真は専修復活の旗手になれるか

[2.16 デンソーカップチャレンジ 東海選抜1-4関東選抜B]

 先制を許した関東選抜Bだったが、MF氣田亮真(専修大2年=千葉U-18)の2ゴールによって前半だけで逆転に成功。後半はMF諸岡裕人(国士舘大3年=正智深谷高)とFW高橋潤哉(駒澤大2年=山形ユース)のゴールで突き放し、準決勝に勝ち上がった。

 初戦で2ゴールと得点力を見せつけた氣田だが、試合後は浮かない表情。「個人的に自分がボールを持った時には良さが出ると思ったが、全然納得いっていない。ミスが多かった」と反省点ばかりを口にした。

 奇跡を繰り返してはいけない。氣田が今季に臨むにあたって思いを強くするのは、昨季の苦しい経験があったからだ。氣田の所属する専修大は、1部残留争いに巻き込まれ、最終節で辛くも逆転残留を決めた。自チームの試合後に対象チームが同点被弾を浴びての残留劇は、“奇跡”と言われた。

 14年に史上初の関東リーグ4連覇を果たすなど、最強時代を築いた専修大だが、まさかの低迷。チーム内では「もう一回黄金期を作ろうという話をしている」。

 当時主力だった選手らのプロでの活躍も刺激になっている。氣田にとってU-18までを過ごした“古巣”ジェフユナイテッド千葉で10番を背負うMF町田也真人は特別な存在。ユース時代から一緒に練習をする機会があり、常に意識してきたという。

 目標はプロ。千葉への復帰が理想だが、まだまだ足りないところは多いと自覚する。「去年苦しんだのは点が取れなかったから。攻撃陣の責任だと思っている。新しい黄金期を作れるように、自分が中心となってやっていきたい」。新2年生はまずは専修復活の旗手を目指す。

(取材・文 児玉幸洋)
●第32回デンソーカップチャレンジサッカー熊本大会特集

TOP