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[関東]流通経済大が明治大の3連覇阻止!12年ぶり4回目の関東大学リーグ1部優勝!!

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 JR日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ1部の今季最終戦となる延期分3試合が13日に行われ、流通経済大が12年ぶり4回目となる優勝を決めた。

 この日を迎えるまでに優勝争いは明大、流経大、駒大の3チームに絞られていたが、最終戦で首位・明大と勝ち点1差の2位・流経大が直接対決。勝った方が優勝、ただし引き分ければ駒大に大逆転優勝の目が出る展開になっていた。

 運命の最終決戦。まずは中台運動公園陸上競技場の第1試合で駒大が筑波大と対戦。勝つしか優勝の望みを繋ぐことが出来なかった駒大は、相手ゴールに迫り続ける。スコアレスのまま終盤まで進んだ試合だったが、後半38分、MF中村一貴(4年=駒澤大高)の右クロスをニアで合わせたFW土信田悠生(4年=高川学園高/熊本内定)の5試合連続となるゴールで先制。この1点を守り抜いて、勝ち点3を積み上げた。

 この時点で駒大は勝ち点40で暫定首位に浮上。中台運動公園陸上競技場の第2試合で行う明大対流経大は勝った方が優勝。そして引き分ければ駒大が優勝と、稀に見る三つ巴はついに最終決戦までもつれ込むことになった。

 試合の入りは流経大が勢いよく入ったが、前半終了間際、明大がワンチャンスを確実にものにして先制する。前半42分、MF杉浦文哉(4年=名古屋U-18)のスルーパスでゴール前に抜け出したFW藤原悠汰(4年=広島皆実高)がワンタッチで流し込んで先制。明大が1点をリードして後半に折り返す。

 しかし後半に入ると流経大もすぐに反撃。4分、右CKからゴール前でこぼれると、MF佐藤響(4年=水戸啓明高/鳥栖内定)が左足で豪快に蹴り込んで、試合を振り出しに戻すことに成功。そして同29分、DF佐々木旭(4年=埼玉平成高/川崎F内定)の左クロスにファーに走り込んだMF仙波大志(4年=広島ユース/広島内定)がスライディングで流し込み、試合をひっくり返した。

 試合はこのまま流経大が2-1で逃げ切った。今春に7選手がJ1クラブ内定を決めて注目を集めた流経大。今夏、総理大臣杯前に新型コロナウイルス感染症による休部を経験するなど苦しいシーズンにもなったが、12年ぶりに関東の頂に立った。

 順位は駒大が2位、3連覇を目指した明大は3位で終戦。他会場のもう一試合で法政大に1-0で勝利した早稲田大が、5位でインカレ出場権を獲得。7位だった順天堂大が8位に後退し、インカレ出場を逃している。

☆順位表
1 流通経済大 41 +15
2 駒澤大 40 +9
3 明治大 39 +7
4 法政大 32 +5
5 早稲田大 30 -5
6 筑波大 29 +3
7 国士舘大 29 -1
8 順天堂大 28 -1
9 桐蔭横浜大 27 -6
10 拓殖大 26 -13
11 立正大 25 -6
12 慶應義塾大 24 -7

●第95回関東大学L特集

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