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明治大がJ内定選手合同会見実施、J入りは現時点で4人もさらに増える可能性

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明治大で合同会見が行われた

 明治大が1日、来季Jリーグ入りする4選手の合同会見を行った。同大OBである日本代表DF長友佑都らとのポジション争いに挑むことになるDF岡庭愁人(4年=FC東京U-18/FC東京内定)は「厳しいレギュラー争いになると思うけど、覚悟を持って臨みたい」などを意気込みを話した。

 一昨年は9人、昨年は12人をJリーグに輩出した同校だが、今年は4人となった。しかし栗田大輔監督によると、「4年生の中にはまだまだプロを目指している選手がいる」という。主将DF石井優輝(4年=昌平高)、MF西矢健人(4年=大阪桐蔭高)、GK青嶋佑弥(4年=浜松開誠館高)、今季のベストイレブンに輝いたFW藤原悠汰(4年=広島皆実高)に「プロになれる力がある」と期待を寄せ、9日に開幕する大学選手権(インカレ)など、残り1か月での更なるアピールを望んだ。

以下、4選手のコメントと栗田監督の選手評
●DF岡庭愁人(4年=FC東京U-18/FC東京内定)
「明治では歴代の素晴らしい選手にどうしたら追いついて追い越せるのかを自問自答しながら取り組んできました。人一倍努力したと思っているし、その結果がFC東京入団に繋がったと思います。普通の選手ではいけない。FC東京では厳しいレギュラー争いになると思うけど、覚悟を持って臨みたいと思います」

栗田監督評
「対人の強さと固い守備、攻撃のバリエーションや精度が武器。(明治OBの)FC東京の選手は6人目になるが、中村や長友、蓮川らとの争いが激しい。よりインパクトのあるプレーを追及してほしい」

●MF稲見哲行(4年=矢板中央高/東京V内定)
「明治の4年間は濃い4年間だった。寮生活は楽しかったし、他人の価値観に触れて自分の成長に繋げることができた。サッカーで印象に残っているのは昨年の早稲田戦。初スタメン初ゴールを決めることができて、努力が実った瞬間だと感じた。プロでは観ている人の心を動かせるような熱いプレーができるように頑張っていきたいです」

栗田監督評
「今年の副主将。球際の強さ、運動量、両足からのキック、ミドルシュートも強烈です。上手いイメージのある東京Vに入るわけですから、ポジショニングなどで強い個人に組み合わせていけば、もっともっと上手くなると思います」

加藤蓮(4年=札幌U-18/東京V内定)
「4年間で一番印象に残っているのは、2年生の時のインカレ決勝。応援席から観ていたけど、これが明治のサッカーだということを一人ひとりが体現していた。あの舞台でやりたい、中村帆高さんや森下龍矢さんが出ていたが、90分間走り続ける、明治を体現していたので、その背中を追いながら日々を過ごしてきました。東京Vではスピードや対人の強さを武器に勝負していきたいです」

栗田監督評
「主に左サイドバックをやっている選手。武器は高い身体能力。今年のサッカー部でも1、2を争う。スピード、強さを持っている。右利きですが、両足蹴れる精度が武器。頭の切り替え、ポジショニングをヴェルディで追及し、より固い守備からの攻撃力でチームに貢献してほしい」

●MF杉浦文哉(4年=名古屋U-18/水戸内定)
「初めて実家を出て入寮したときに、16人部屋に入って、すごい先輩と過ごしてきた時間が今の自分の力になっている。サッカー面では自分の特長であるクリエイティブさを出すこと、課題であった運動量や球際の強さを日々追及してきた。水戸では積み上げてきた人間性の部分を発揮して、1年目からインパクトのある結果を残していきたいと思います」

栗田監督評
「高い技術力をベースに、サイドハーフ、トップ下をこなせる。こちらの指示をすぐに理解してくれるところが武器。運動量、強さ、試合を決める力がつけば、まだまだ上に行ける。まだまだ発展途上の選手。自分を知るというところで整理して入団に至ったと思っている。非常に期待している選手です」

(取材・文 児玉幸洋)
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