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関西学生リーグは9日開幕! 上位牽引は王者・関学大か…京都産業大、びわこ大、阪南大が連覇を阻む

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関西学生リーグの記者会見が行われた

 4月9日に開幕する2022年度 第100回 関西学生サッカーリーグの記者会見が、4月5日にオンラインで開催された。

 新型コロナウイルスの感染状況次第ではあるが、前期はスタンド付きの競技場では有観客の開催が決定しており、より多くの人に観戦機会を提供していく予定だ。

 朴成基技術委員長が「関学をどこが止めるか」と話すように、昨年度、独走で優勝を決めた関西学院大が今季もリーグを引っ張る存在であるのは間違いない。関学大・山本祐也主将(4年=近大附高)も、「今年の関学は強いチーム」と言い切り、「去年のインカレの悔しさを知るメンバーが多く、取り組む熱量が高い個人が集まって強いチームになっている。目標は日本一」とリーグ連覇のその先へ目標を定める。

 躍進を遂げた京都産業大、安定した実力を持つびわこ成蹊スポーツ大、インカレ準優勝の阪南大といった昨季の上位校が、関学大の連覇を阻む筆頭候補となりそうだ。しかし、朴技術委員長が「下馬評通りにいかないのがリーグ戦」と語ったように、近年のリーグは混戦模様。21年度にリーグ編成の改革が行われたことで、2部からの昇格組も侮れない力を持っており、今年もインカレ出場権、1部残留をめぐって、熱く激しい戦いが繰り広げられるのを期待したい。

 また、2010年度より行われてきた関西ステップアップリーグは、20年度より試合を開催できていない状態だが、関西地区の大学生の強化には欠かせないシステムであるとして、維持していく方針が朴技術委員長から明言された。コロナ禍で、リーグ戦、関西選手権の試合の開催が最優先事項となるが、今後もJチーム側とも開催についての協議、検討が行われる方向となっている。

(取材・文 蟹江恭代)

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