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[関西]関西大今季初黒星もC大阪U-18出身MF前田龍大がキラリ…J3で31試合3得点の実力派

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MF前田龍大(2年=C大阪U-18)

[5.1 関西学生L1部第3節 京産大1-0関西大 万博]

 今季初黒星を喫した関西大だったが、試合内容は決して悲観するものではなかった。特にMF前田龍大(2年=C大阪U-18)が後半開始から途中投入されてからは、何度も決定機を作っていた。

 ただ流れを変えただけでは意味がない。2年生MFは「自分が決めていれば勝ち点がついてきたと思うので、練習からそういうところにこだわって、次の試合に繋げたいと思います」と気を引き締めた。

 セレッソ大阪の下部組織出身の前田は、20シーズンまで参加していたC大阪U-23の一員としてJ3リーグ戦に参戦。同シーズンには34試合中31試合に出場。チームメイトの誰よりも一番多い試合出場を果たした。

 また通算3ゴールも記録。20年9月18日のカターレ富山戦では後半33分に決勝点、同27日のY.S.C.C.横浜戦では2ゴールを決める活躍で、いずれもチームを勝利に導いていた。「プロの選手のスピードや質を体感させてもらった。いい経験させてもらったと思います」。

 今の課題であるフィジカルを鍛えて、武器である推進力やドリブルを磨いていきたいと話す。「自分は体が小さいので、守備の強度やフィジカルで負けることが多いし、運動量も少ない。それともっと点が取れる選手になっていきたい」。自らの可能性を信じて、これからも貪欲に成長を求めていく。
 
(取材・文 児玉幸洋)
●第100回関西学生L特集

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