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[MOM823]桐蔭横浜大MF山内日向汰(3年)_J1クラブ練習参加で意識向上「もっと圧倒的な存在に」

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MF山内日向汰

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.2 関東大学L1部第15節 桐蔭横浜大1-1]

 敗色濃厚なチームを救ったのは、3年生アタッカーの一撃だった。1点ビハインドの後半41分、桐蔭横浜大はFW山田新(4年=川崎U-18/川崎F内定)のシュートのこぼれ球を拾ったMF山内日向汰(3年=川崎U-18)がミドルレンジから右足を一閃。ゴール左隅に突き刺し、勝ち点1をもたらした。

 ここ1か月ほど、シュートフォームを修正するなど、ずっと練習してきた形だったと振り返るゴールシーン。「ああやって練習通りに決められたことは、成長に繋がっているのかなと思います」と自画自賛した。

 早くも各校でJ内定選手が出ている現大学3年生世代だが、山内はその中でも最注目の一人。この夏も1か月ほどチームを離れて、J1クラブの練習に帯同していたという。周囲の有力選手の内定が早まっているが、「自分にも話がないわけではないので、焦りはない」。今はとにかく「自身の成長を求めていきたい」と強調する。

「練習参加してみて、質の部分は大学では飛び抜けていないといけないなと改めて思いました。そういった部分で違いを見せられるように、大学はまだ1年半あるので、もっと圧倒的な存在になれるように頑張りたい。自分の長所であるドリブルもそうですが、もっと試合を決定づけられる選手になっていきたいです」

 チームはこの日の引き分けで3位に後退。首位の明治大との勝ち点は8に広がった。ただ当然、残り8試合あるリーグ戦で優勝を諦めるつもりはない。山内も「自分たちは関東リーグ優勝を本気で目指しているので、こういった試合を落とさないことが大事になってくる」と気を引き締めると、「次は勝てるようにやっていきたい」と9日の流通経済大戦に目を向けた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第96回関東大学L特集

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