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U-21代表でメキメキ自信をつけるMF佐藤恵允が2発!明治大が東京国際大に“リベンジ4発”快勝!

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2得点を決めたFW佐藤恵允

[11.13 関東大学L1部第22節 明治大4-0東京国際大 味フィ西]

 関東大学サッカーリーグの今季最終戦がの素フィールド西が丘で行われ、明治大東京国際大に4-0で大勝した。

 明治大は5日に行った前節で2年ぶり7回目の優勝を決定。しかし東国大には今季の開幕戦で0-4で敗戦。「東国さんに勝たないと優勝じゃない」。タイトルがかかった一戦ではなかったが、イレブンはリベンジの想いを強く持って、大学リーグサッカー部員に動員がかけられた一戦に臨んだ。

 そして前半からリードを奪う展開に持ち込む。前半24分に相手DFのバックパスを奪ったFW佐藤恵允(3年=実践学園高)がGKをかわして左足で流し込む。

 前半のうちにスコアを動かすと、後半開始直後には右サイドから鋭くエリア内に入ったDF福田心之助(4年=札幌U-18/京都内定)のピンポイントクロスからMF島野怜(1年=仙台育英高)が頭で合わせて加点。

 後半10分には左サイドをドリブルで仕掛けたMF熊取谷一星(2年=浜松開誠館高)の縦パスをFW正田徳大(4年=柏U-18)がワンタッチで流し込んでリードを広げると、同13分に退場者が出たことでさらに優位に試合を進めることが出来た明大は、同22分にDF林幸多郎(4年=鳥栖U-18/横浜FC内定)のロングパスで裏を取った佐藤恵がGKとの1対1を制してこの日2点目を奪い、勝利を決定的にした。

 “2戦合計”で勝ち越すことは出来なかったが、開幕戦の屈辱を晴らしたことにはなった。初の先発抜擢で1ゴールと結果を残したルーキー島野も「リーグ最終節でスタメンを取れたのは自信になるし、1年間やってきた中で、ゴールという形で実って良かった」と笑顔をみせる。

 そして主役となったのは、やはり3年生で背番号10を背負う佐藤恵だ。パリ五輪世代のU-21日本代表に選ばれる大学屈指のアタッカーは、この日の2ゴールに限らず、後期の入って一段上のパフォーマンスをみせている。

 夏の総理大臣杯の時点では「パリ五輪の世代に入って活躍したいと考えた時に、今のままではなれない」と厳しい評価を語っていた栗田大輔監督も、9月の欧州遠征後は「イタリアやスイスの選手に負けていなかった。ステージが一個上がったなという感覚があります」と称えたほど、成長は目を見張るものがある。

 もっとも佐藤恵自身も「スイスやイタリアとやれたことは大きかった」と振り返る。今月再び欧州遠征を行うU-21日本代表に大学生として唯一の招集を受けているが、「プレーの判断や質のところがプロのトップレベルと比べると甘い。それプラス味方と繋がる動き。オフザボールの動きを意識していきたい」と課題を明確にし、更なるレベルアップを目指すことを誓った。

●第96回関東大学L特集

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