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[関西]関西学院大が2連覇達成! 31回目の関西1部リーグ制覇に監督・選手らが喜びのコメント

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関西学院大のメンバーたち

第100回関西学生サッカーリーグ1部


 関西学院大は13日のびわこ成蹊スポーツ大との対戦で2-2のドロー。勝ち点1を積み上げ、リーグ連覇を決定させた。

 2年連続31回目の優勝に、リーグ戦を終えた監督や選手たちが喜びの声を伝えている。

以下、関西学院大の優勝コメント

・高橋宏次郎監督
「今年は去年よりも難しかった。シーズン序盤はなかなか勝てず、試合を行いながら確認して修正を積み重ねていき、少しずつ良くなっていった。他の地域と違って関西は全日本大学選抜の活動があっても試合が行われていたため、選手が抜ける中で試合もしなければならず、かと言ってチームに戻ってきてすぐに使うのは健全な競争にはならない。そこでうまく全員が噛み合っていくようにマネジメントする必要もあった」

「後期の途中でシステムを変えたのは、縦に速く攻撃できることで、逆に全体が間延びしてしまい、攻守で切り替えができない局面を生んでいたので、ボールと人が一緒に前進するシステムに変更した。C1チームの山口嵩弘コーチからアイデアをもらい、選手とブラッシュアップできて形になりました。守備面での難しさもあり、最初は紅白戦でもうまくいかなかったけれど、選手たちが狙いを理解してトライすることができた」

「セットプレーに関しては、攻守とも中島健吾コーチが相手の分析をしつつデザインして、成果になっている。B、Cチームで鍛えられた選手がAチームで活躍するという良い循環もできており、コーチ陣との意識の共有が結果につながったと感じてます」

「去年のインカレの悔しい経験を力に変えて、今年は臨みます。優勝してからどう過ごしてあの結果になったのかを見つめ直し、自分らが何を大事にして、何を変えていくのか、そこを突き詰めていきます」

・DF山本祐也(4年=近大附高/主将)
「優勝はうれしいのと、すごいなという気持ちです。今年は最初うまく行かなかったが、結果に一喜一憂せず、一試合一試合修正しながらやってきた。チームの中で毎週調子のいいやつが使われることで競争も生まれて、どの選手が出ても戦える力が身についたと思います。去年のインカレは自分のミスで負けたので、そこは個人としてもリベンジしたい。良い準備をして、日本一をとれるようにしていきたい」

・GK藤澤周弥(2年=初芝橋本高)
「シーズン始まったときはBチームで、GKのケガが重なったのもあってAチームに上げてもらったんですけど、最初の関福戦でPKを止めたのが大きかったです。運もあったし、自分なりに何が必要なのか考えて行動できたのが、ここまでにつながってるかなと思います。個人的にはもっとチームに貢献したい。ひとりでは守れないので、コーチングの質にこだわってるし、仲間と協力するのはすごく意識してやっている。インカレまでに、自分の長所であるビルドアップだけでなく、精度の部分も鍛えていかなきゃいけないと感じています」

・DF山内舟征(4年=近江高)
「一年間、通してやってきた結果だと思うので、優勝という形で表せたのは評価できると思っています。去年もうれしかったけど、同期のメンバーと関西制覇できてうれしい。うまくいかないときは、練習の雰囲気も良くなかったので、普段の練習をしっかり見つめ直したのが試合の結果につながっていった。去年はインカレやった感がないっていうか、あそこで負けて帰るとか思ってなかったんで、呆然と終わってしまった。今年は目標に掲げている日本一に向かいながら、全員笑顔で終われるように、インカレまで取り組んでいきたい」

・DF稲田翔真(2年=神村学園高)
「前期はあまり出られなかったけど、後期は京産戦や関大戦に起用してもらい、色んな経験をして結果も残せたのはよかったです。一年を通してもっとコンスタントに出場したかったが、なかなかうまく行かなかった。Bチームとはフィジカルやスピードも違って、そこに慣れていくっていうのと、僕自身CBとしてサイズもないのでどれだけ考えられるか、その差を見つける1年間だったと思います。インカレまでに少しでも成長して、チームの力になれるようにしたいです」

・DF濃野公人(3年=大津高)
「去年と違って今年はリーグが拮抗した状況だったので、優勝が決まってホッとしてる気持ちが強いです。右SBは経験がなく、手探りでやってきた中で、監督がチャンスを与えてくださったんで、自分なりに修正して特徴を出して、ゴールやアシストとかの形を作れたのはよかった。選手としての幅も広がったので、今後につながると思います。インカレは、トーナメントで負けたら終わり。今まで通りじゃいけないし、なにかチャレンジを起こさないと勝てない大会だと去年痛感したので、ちっちゃいことでもチャレンジしていきたい。チームの代表として戦う責任感を持ってプレーしたいです」

・DF竹村健汰(4年=近江高)
「自分たちの代で優勝を決められたのはとてもうれしい。今年は総理大臣杯も天皇杯も出られなかった分、リーグ戦にかける思いは強かった。関学は4回生の色が出るチームなので、副将っていう立場もあり、プレーでもプレー以外でも引っ張っていけるようにやってきたことが、優勝という結果に表れたならうれしいです。トーナメントに強くないって言われているので、自分たちの代で払拭して、目標としている日本一をしっかり獲りにいきたい」

・MF船越大夢(4年=神戸U-18)
「僕たちは去年と違って弱い弱いと言われてきたので、結果が出せてめちゃくちゃうれしい。同期がいっぱい出ていて勝てたので、余計にうれしいです。試合に出られなかったときも、自分を信じて疑わなかったし、出られなかったのは自分の気持ちの問題だったところも大きい。部活に何を残したいんだろうと考えて、覚悟が決まったから試合に使ってもらえるようになってきたのかなと思います。インカレも4回生のみんなといい結果をつかみ取れるようがんばりたい」

・MF長尾優斗(3年=G大阪ユース)
「今年は一年間コンスタントに試合に出させてもらって、優勝に貢献できてうれしい。インカレに向けていい形で終われたのもよかった。後期は得点やアシストという目に見える結果が出せて、チームに貢献できたというのはすごく感じてます。ボランチはいい選手がたくさんいるんで、日々練習で刺激をもらいながらスタメン争いする中で、自分も成長できている。それがあって今の自分があると思います。プロになるという自分の夢のためにはインカレでの活躍がマストやと思うんで、いい流れで試合に臨んで活躍できるようにしたい」

・MF美藤倫(3年=東海大大阪仰星高/G大阪内定)
「シーズン最初うまくいかなかったので、優勝をつかみ取ったなという感じです。去年は4回生に頼りきりで、必死についていったら優勝してたんですけど、今年はケガとか練習参加でチームに貢献できない時間もあった。自分がチームを勝たせないといけなかった試合もありましたし、自分が防げた失点もあって、自分の弱さが出てしまった。そういう点ではもっとできたかなと思います。ガンバに内定が決まって、注目されるのはありがたいです。そこでなにかできるかが、これからサッカーで飯食っていくためには、大事だと思うんで、一回りも二回りもこの冬でうまくなったり、強くなったりしたい」

・MF森雄大(2年=近江高)
「前期は試合にあまり関わることができず、後期は7試合出る機会があって、全部が納得行くっていう形じゃなかったですけど、少しずつ試合で結果を出し続けて、優勝に結びつけられたのはよかった。ボールを前に運べたり、相手の変化を見てプレーして攻撃のリズムを作るところが、他の選手とは違う自分が優れているところ。それを出せた試合もあったけど、出せなかった試合もあって、自分の主張をもっと伝えていかないと安定したプレーが出せないのかなと意識させられたので、そこがインカレまでにやっていく第一の課題です」

・MF岡島温希(4年=浜松開誠館高)
「リーグの最初は苦しくて、優勝できるとは思ってなかったんですけど、全員が『やるぞ』っていう気持ちを前面に出して巻き返せた。個人としては、前期は得点とか目に見える形で貢献できたけど、後期は無得点で終わってしまい、もう少しチームに貢献したかったなと思います。インカレまでに、まず練習でアピールしてスタメンを獲るということと、途中から出たときに結果を残せるようにしたい。初戦が重要になってくるので、初戦に全力を注ぎたいと思います」

・MF倍井謙(3年=名古屋U-18/名古屋内定)
「優勝できてホッとしたっていうのが一番大きい。自分なりに責任感も強くなりましたし、外の活動でチームから離れることもあったんですけど、その中でいろんなものをチームに還元したいとやってきた中で結果につながって素直にうれしく思ってます。システムも変わったり、いろんなことにトライしてるが、前向きに取り組めてるし、サッカーを純粋に楽しめててすごい楽しいです。内定が決まったことで、見られ方も変わると思うけど、その中でストロングを変わらず見せ続けられるようにしたい」

・FW根木洸希(4年=C大阪U-18)
「みんなで勝利を重ねるにつれて、チームワークがよくなっていった。個人的にはもっともっとチームを勝たすプレーができたらよかった。去年までBチームで、納得がいってないところはあったけど、自分がどれだけやれるかを見つめなおして、技術よりもメンタル部分で変化できたので、Aチームでも試合にも出られるようになったと思います。チームは日本一を目標に掲げてるので、関西制覇は通過点。全国でもしっかり戦って優勝したい」

・FW山田剛綺(4年=京都橘高/東京V内定)
「去年までは先輩についていけば結果もついてくるって思ってたんですけど、今年は自分自身が引っ張らないといけないという自覚も芽生えて、しっかり得点でチームに結果をもたらせたっていうのはうれしいです。動き出しの部分を自分自身見つめ直したのと、夏に木村勇大がいなかったので、もっと自分が点決めないという自覚がよりいっそう強くなった。1回生のときはインカレでベスト4まで行ったけど、あんときに自分のレベルの低さや屈辱を味わった。2、3年で借りを返そうとやってきたけど、なかなかうまくいかなくて、今年はラストチャンスなので思いをぶつけたい」

・FW木村勇大(4年=大阪桐蔭高/京都内定)
「優勝できて、みんなのがんばりが報われてよかったです。前期は点も取れて結果も出せたけど、いろいろあってチームを抜けたりしたんで、インカレではチームの力になっていい形で最後終わりたい。ピッチに立つ以上は結果がすべて。ゴール決めることがチームの勝利につながるし、個人にとっても4年間の集大成で、積み重ねてきたものとか、注目されるようになり、そこで結果を残せるか残せないかは、自分のこれからにもかかわってくると思う。大学の締めくくりとしても大きな意味合いを持ってくるので、自分にプレッシャーをかけて、チームのためにも結果を残したい。最後自分にとっても勝負かなと思っています」

・主務岩城雄大(4年=東福岡高)
「今年は連覇のプレッシャーもありましたし、天皇杯も逃してリーグも出だし悪く、関西選手権も勝ち取れなくてというのもあっての優勝だったので、夏過ぎてから自分たちがやってきたことはまちがってなかったと感じてます。ひとつの結果として残せたのは選手みんなの自信になってるかなと思います。主将の山本と協力しながら、Aチームだけでなく全員で一体感を作れるように取り組んできた。それが直接的に直結したかはわからないけど、今日みんなと一緒に喜び合える状況を作れたのは良かったです。リーグは終わったけれど、一喜一憂している暇はない。気持ちを切り替えて、4年生中心に危機感をもってインカレに臨んでいきたい」

●第100回関西学生L特集

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