第37回デンソーカップチャレンジサッカー茨城大会プレーオフの最終日が25日に行われ、東北選抜が決勝で九州選抜をPK戦の末に下し、28日に開幕する本大会への出場を決めた。

　勝った方が本戦出場権を獲得する決勝戦。序盤からペースを握ったのは九州選抜だった。すると前半終了間際に蹴ったCKをDF磯谷駿(福岡大2年=九州国際大付高)が頭で合わせて先制。後半に向け、いい形で折り返す。

　しかし後半30分に大きく流れが変わる。MF北條真汰(福岡大3年=鹿児島城西高)が2枚目のイエローカードを貰ってしまい、退場。ここから一気に東北選抜に流れが傾くと、同37分にゴール中央からMF與那覇航和(仙台大3年=浦和ユース)が豪快に蹴り込んで、試合を振り出しに戻した。

　90分の戦いを終えると、延長戦なしのPK戦で勝ち上がりを決めることに。先攻の東北選抜は4人目までしっかりと決めると、GK折口輝樹(富士大3年=C大阪U-18)が後攻・九州選抜の4人目で蹴ったFW中山桂吾(福岡大1年=高川学園高)をストップ。
東北選抜は5人目で蹴ったDF寺田一貴(仙台大3年=日体大柏高)もしっかりとゴールネットを揺らし、茨城行きを決めた。

　本大会は28日から茨城県ひたちなか市にあるひたちなか市総合運動公園で開催。プレーオフを勝ち上がった東北選抜は、U-20全日本選抜、関西選抜、関東選抜Bと対戦。プレーオフ敗退チームから数人をピックアップするプレーオフ選抜も編成され、関東選抜A、日本高校選抜、東海選抜とグループリーグで対戦する。

2月25日(土)
[5位決定戦]
北信越選抜 1-0 北海道選抜
[信]田中翔太(17分)

[3位決定戦]
中国選抜 1-0 四国選抜
[中]水口飛呂(75分)

[決勝(本大会出場決定戦)]
九州選抜 1-1(PK3-5) 東北選抜
[九]磯谷駿(45分+2)
[東]與那覇航和(82分)
(取材・文　児玉幸洋)

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