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[デンチャレ]湘南内定のクレバーCB高橋直也が関西選抜優勝に貢献、G大阪ユース出身5人衆で切磋琢磨を誓う

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DF高橋直也(関西大3年=G大阪ユース/湘南内定)

[3.4 デンチャレ決勝 関西選抜3-1東海選抜 ひたちなか市総合運動公園]

 DF高橋直也(関西大3年=G大阪ユース/湘南内定)はパワーで相手を弾き飛ばすCBではない。しかし、的確な読みで相手の好機をことごとく潰すクレバーさを発揮し、関西選抜を優勝へと導く大きな力となった。

 2月13日に湘南ベルマーレへの2024年シーズン加入が発表されて臨んだ今大会は、「(J内定が)決まったことで、周りからの見られ方も変わってくると思うんで。J1リーグのプレーをしないと、という意識で基準を高く持っていた」と話す言葉どおりに高いクオリティを見せた。

 関西選抜は技術力のある選手が揃い、深い位置から丁寧に繋いで相手を上回っていくスタイル。高橋も相手のパスコースを巧みに消してボールを奪うと、仲間の動きを見て最終ラインから鋭いパス。さらに、タイミングを逃さず自らドリブルで仕掛けて好機へつなげる場面も作った。大会前には湘南の練習に加わっていたため、「強度やプレースピードも余裕を持ってやれた」と自らの出来に自信も深めている。

 決勝戦では関西選抜に選出されているG大阪ユース出身の5人(高橋直也、長尾優斗食野壮磨福井和樹奥田勇斗)がスタメンで出場。試合前にはその5人で「ガンバユース、全員スタメンやな」と話していたという。「高校でやってた感覚とか合うものもあるし、みんなとプレーできるのは、うれしくて楽しかったです」と高橋も笑顔で話す。現時点では、関西選抜のG大阪ユース出身選手で進路が決まっているのは高橋だけだが、「優勝してみんなも力を示せたし、大学を出たあとも、またお互いJリーグの舞台でやれたら」と卒業後の再会を願っている。

 関大での3年間では、チームとして思うような成績が残せていないだけに、最終学年ではタイトル獲得へ貪欲に挑む。「ピッチ内外で圧倒的なパフォーマンスを見せたい。自分が一番引っ張っていくべき存在だし、プレーでチームに勢いや落ち着きをもたらせたら」とチームリーダーとしての自覚も十分だ。ガンバユースの同期や、関西選抜の選手たちと切磋琢磨し、関西を代表する選手としてリーグも違いを見せていく。

(取材・文 蟹江恭代)
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