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[ゲキサカ杯]関東圏外から唯一福岡大七隈トンビーズが参戦、GK又吉春太の夢は「福岡大サッカー部に勝つこと」

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GK又吉春太(2年=龍谷高)

 関東圏の大学同好会サッカー部がズラリと並ぶ中で、唯一、九州から参戦しているのが、福岡大の七隈トンビーズだ。普段は福岡県社会人リーグ1部を戦う強豪で、昨年12月に行われた同好会全国大会のアットホームチャンピオンシップ2022でも2位の好成績を残した。

 中心選手として活躍したのが、GK又吉春太(2年=龍谷高)だった。沖縄県出身の又吉は、高校進学と当時に佐賀県にある龍谷高に進学。3年時はレギュラーとして活躍し、強豪の福岡大サッカー部への入部を果たした。

 しかし半年ほどして、学業との難しさを感じるようになったという。「バイトもしなければいけなかったので。ただサッカーは止めたくなかったので、同好会で、となりました。同好会は九州ではレベルが高いので、良いんじゃないかなと思って決めました」。

 そして新たな夢が出来た。「去年の先輩も言っていたのですが、福岡大サッカー部に勝つことです」。方法としては、天皇杯予選で勝ち上がって対戦するしかないようだが、密かな夢として抱き続けている。「だから自分にはモチベーションがあります」。

 沖縄にいたころは、FC琉球の練習場に毎日のように通い詰めたというほどのサッカーフリーク。当時の選手たちと顔見知りになるほどだった。佐賀に引っ越してからは、サガン鳥栖も応援。クラスメイトにサガン鳥栖U-18の選手がいたことも誇りにしている。

 将来的にもサッカーに関わっていきたいという。「Jリーグクラブのフロントとかに入れれば一番いいけど、とにかく見ることが一番好き。それは一生変わらないのかなと思います」。根底にあるのは、サッカーが大好きという気持ち。とにかく今は、真っすぐにその想いを表現する。

(取材・文 児玉幸洋)
●第1回ゲキサカ杯特設ページ

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