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[関東]法政大1年生MF島田春人が“悔しい”初ゴール「ガチかー」わずか2分前に横浜FMユースの同期内野が今季1年生第1号弾

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前半31分に大学リーグ初ゴールを決めたMF島田春人(1年=横浜FMユース)

[4.8 関東大学L1部第2節 国士舘大2-2法政大 国士舘大G]

 大学リーグ初出場初先発となった法政大のMF島田春人(1年=横浜FMユース)は前半31分、カウンターからMF中川敦瑛(3年=横浜FCユース)がドリブルで持ち込んだボールをエリア内で受けると、滑り込んだDFを外して右足でコースに流し込み、1-1とする同点ゴールを決めた。

 しかし嬉しいはずの大学初ゴールだが、一つの情報で悔しさに変わった。同時刻にキックオフしていた他会場の試合で、筑波大がFW内野航太郎(1年=横浜FMユース)のゴールで先制。時間は前半29分。わずか2分の差で、今季1年生ファーストゴールを決められていたのだ。

 内野と島田は横浜FMユースの同期。大学入学前の今春には、一緒に横浜FMのキャンプにも参加した有望株だ。よりによって内野に。「ガチかー、内野」と思わず天を仰いだ島田だが、「悔しいですね、それは。でもいい刺激です」と力に変える。

 島田は2日の開幕戦でベンチに入ることが出来なかった。先発したこちらもユースの同期のMF松村晃助(1年=横浜FMユース)が、決勝点をアシストしたことも、悔しさを倍増させていた。「自分自身なので。周りがどうこうより、自分自身にベクトルを向けていきたいです」。意識せずとも刺激し合える関係性。ハイレベルなライバル物語は始まったばかりだ。

(取材・文 児玉幸洋)
●第97回関東大学L特集

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