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[関西]高校選手権を盛り上げた関西大MF真田蓮司が初先発で2点を演出「イケイケになっているなと」

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リーグ戦初先発したMF真田蓮司

[5.4 関西学生L1部第4節 関西大3-0桃山学院大 三木総合防災公園陸上競技場]

 今冬の高校サッカー選手権で準優勝した東山高で中心選手として活躍したMF真田蓮司(1年=東山高)が、進学した関西大でリーグ戦初先発した。

 高校時代に本職としたボランチではなく、左MFでの先発となったが、前半16分に左サイドから上げたクロスでオウンゴールを誘発。先制点をもたらすと、同42分には自陣からロングキックを前線に通して、FW西村真祈(4年=C大阪U-18)のゴールをアシストした。

 出場3試合目での大活躍。ルーキーMFは「まだまだ出来るなというのはあるけど、は連携とかはちょっとずつ良くなってきている。こんなに(早く)出れるとは思っていなかったけど、順調っちゃ順調かなと思います」とはにかんだ。

 激動の半年を過ごしている。高校選手権のあとは少し休めたというが、大学入学前には高校選抜の活動が入った。ドイツ遠征にも帯同。そのため、大学の入学式にも出ることが出来なかった。「ずっとサッカーしてるなと思っています」。真田も思わず苦笑いする。

 ただ今までにない成長期間になっていることも実感している。「自分的には成長できていると思えているので、むちゃくちゃイケイケになっているなと思います。大学に来てからもみんな上手くて、練習についていくのも必死だけど、プレー中も声をかけてくれるんで、ノビノビやらせてもらっています」。

 ポジションにこだわりなくレベルアップを図りたいというが、いずれはボランチでという思いも秘める。「(高橋)直也君(湘南内定)みたいに3回生の終わりにプロ内定出来るように」と目標も明確にしている。「自分で点を決めてというところが足りないと思っている。とにかく結果を出せる選手になりたい」。勢いこのままに、成長スピードを加速させる。

(取材・文 児玉幸洋)
●第101回関西学生L特集

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