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[関東]“進撃ポーズ”も定着!止まらないFW内野航太郎、筑波大を天王山勝利に導きフランス遠征へ

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この日は開始2分のゴールで進撃ポーズを披露

[6.3 関東大学L1部第7節 東洋大1-3筑波大 東洋大G]

 また内野、いや、もう内野かよというゴールだった。筑波大は開始2分、カウンターからFW山崎太新(2年=横浜FCユース)が左サイドを突破。クロスをFW内野航太郎(1年=横浜FMユース)が頭で合わせると、右ポストを叩いたボールがゴールネットに収まった。勝ち点2差で迎えた天王山。前節の明治大撃破で勢いづく東洋大の出鼻を挫いた。

 リーグ戦はこれで3戦連発。得点ランキングは2位にダブルスコアとなる通算8得点目で独走している。それでも本人曰く、「そんなに特別に調子がいいわけではない」という。7試合を終えてリーグ最多25得点の強力攻撃陣をけん引するエースストライカーが、首位攻防戦での勝利を呼び込んだ。

■ゴールパフォーマンス

 大学に入ってしばらくしてから、内野は得点後に右手こぶしを胸の前で作るパフォーマンスを披露している。少年漫画「進撃の巨人」(講談社)にある敬礼ポーズを真似したもので、「今更ですけど」と照れ笑いを見せるが、内野自身も最近になって読破。MF加藤玄(2年=名古屋U-18)やGK佐藤瑠星(2年=大津高)と話が盛り上がり、敬礼ポーズをやることになったという。

 連続ゴールを決めていることから、パフォーマンスは毎試合披露されている。早くも進撃ポーズが、内野の決めポーズとして定着しつつある。

■U-19日本代表

 内野はフランスで開催される第49回モーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に、U-19日本代表の一員として参戦する。4日に日本を発つ予定で、次節の桐蔭横浜大戦と、勝ち上がれば次々節の拓殖大戦も不在となるが、期間中は自身の活動だけに集中するつもりだ。

「エンブレムが変わるだけで、やることはあまり変わらないと思う。気負わずにやりたいけど、パリ(五輪代表)に入るためには、ここがラストチャンスかなと感じている。U-20W杯も見ましたけど、選ばれなかったことに対してすごく悔しかったので、その悔しさをぶつけられたらいいなと思います」

 昨年11月にU-18日本代表で行ったスペイン遠征以来となる海外遠征。コンディションを崩したことで不完全燃焼に終わったと振り返るが、今遠征では必ず、大学生になってパワーアップした姿をみせる。

(取材・文 児玉幸洋)
●第97回関東大学L特集

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