[MOM888]U-20関東大学選抜GKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大1年)_後半にPK阻止、PK戦でも1本止めてSBS杯優勝へ導く
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.20 SBS杯第3節 U-18日本代表 2-2(PK3-5)U-20関東大学選抜 エコパ]
優勝を懸けた一戦で191cmの大型GKが再び輝いた。U-20関東大学選抜のGKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大1年=流通経済大柏高)が、2本のPKストップ。主役級の活躍でチームを優勝へ導いた。
CKからの失点で2-1とされて迎えた後半12分、デューフは味方選手のファウルで与えたPKでU-18日本代表FW塩貝健人(慶應義塾大)と対峙。日本高校選抜、U-19日本代表でもチームメートの塩貝とは前日に電話し、「よろしく」「真ん中蹴るぞ」「真ん中だったら止めるぞ」といったやり取りをしていたという。
このシーンで塩貝は短い助走から右足シュート。デューフは正面やや右側に飛んできたボールを止め、悪い流れを断ち切った。「勘で跳んだので、そこは不思議な縁があったかなと思っています」とデューフ。この後、「2点取り返してやろう」と火のついた塩貝にゴールへ迫られるシーンが増えた。後半31分には抜け出してきた塩貝がゴール前へ。デューフはシュートコースを切っていたものの、カバーに来た味方DFの動きが重なってしまい、ゴールを破られてしまった。
GKとしては悔しい2失点。特に塩貝のゴールは「絶対に決められたくなかったので、けれどもやられたので、悔しいです」という失点だった。それでも、今大会通じて堂々とした動きが印象的な守護神は引きずらなかった。次の1点を許さず、前からボールを奪いに来る相手をキックフェイントでいなすようなシーンも。そして、2-2で突入したPK戦で2人目のシュートを再び止めた。
「蹴る瞬間で決めるタイプなのでそこで跳んで、ちょっと真ん中寄りに来たので慌てないで面を作って押し出したっていう感じです。(PK戦でGKが)助けるのは自分の中で当たり前だったけれどできて良かった」と笑顔。一方で「失点したらGK終わりだと思うのでまだ全然足りないなと思います」とさらなる成長を誓っていたが、高校時代に出場を目指していたというSBSカップを優勝で終えた。
「去年(怪我で)出れなかった分、こういう素晴らしいスタジアムとかも経験できて、最後良い思いができたので、この大会にもう未練とかないです。これから大学サッカーをもっともっと活気づけられるように、自分から自チームで発信したり、怠らずできたらと思います」。大学1年生だが、Jクラブも注目する才能。経験を重ねながら成長を続け、より大きな舞台で活躍する。
(取材・文 吉田太郎)
[8.20 SBS杯第3節 U-18日本代表 2-2(PK3-5)U-20関東大学選抜 エコパ]
優勝を懸けた一戦で191cmの大型GKが再び輝いた。U-20関東大学選抜のGKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大1年=流通経済大柏高)が、2本のPKストップ。主役級の活躍でチームを優勝へ導いた。
CKからの失点で2-1とされて迎えた後半12分、デューフは味方選手のファウルで与えたPKでU-18日本代表FW塩貝健人(慶應義塾大)と対峙。日本高校選抜、U-19日本代表でもチームメートの塩貝とは前日に電話し、「よろしく」「真ん中蹴るぞ」「真ん中だったら止めるぞ」といったやり取りをしていたという。
このシーンで塩貝は短い助走から右足シュート。デューフは正面やや右側に飛んできたボールを止め、悪い流れを断ち切った。「勘で跳んだので、そこは不思議な縁があったかなと思っています」とデューフ。この後、「2点取り返してやろう」と火のついた塩貝にゴールへ迫られるシーンが増えた。後半31分には抜け出してきた塩貝がゴール前へ。デューフはシュートコースを切っていたものの、カバーに来た味方DFの動きが重なってしまい、ゴールを破られてしまった。
GKとしては悔しい2失点。特に塩貝のゴールは「絶対に決められたくなかったので、けれどもやられたので、悔しいです」という失点だった。それでも、今大会通じて堂々とした動きが印象的な守護神は引きずらなかった。次の1点を許さず、前からボールを奪いに来る相手をキックフェイントでいなすようなシーンも。そして、2-2で突入したPK戦で2人目のシュートを再び止めた。
「蹴る瞬間で決めるタイプなのでそこで跳んで、ちょっと真ん中寄りに来たので慌てないで面を作って押し出したっていう感じです。(PK戦でGKが)助けるのは自分の中で当たり前だったけれどできて良かった」と笑顔。一方で「失点したらGK終わりだと思うのでまだ全然足りないなと思います」とさらなる成長を誓っていたが、高校時代に出場を目指していたというSBSカップを優勝で終えた。
「去年(怪我で)出れなかった分、こういう素晴らしいスタジアムとかも経験できて、最後良い思いができたので、この大会にもう未練とかないです。これから大学サッカーをもっともっと活気づけられるように、自分から自チームで発信したり、怠らずできたらと思います」。大学1年生だが、Jクラブも注目する才能。経験を重ねながら成長を続け、より大きな舞台で活躍する。
(取材・文 吉田太郎)