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[MOM955]筑波大FW清水大翔(1年)_デビュー戦で華麗アシスト!! 関西育ちもすでに順応「ところどころ標準語が出る」

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試合後、笑顔を見せるFW清水大翔(左)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.8 関東大学L1部 東洋大 0-1 筑波大 味の素フィールド西が丘]

 筑波大のFW清水大翔(1年=C大阪U-18)は待望の関東大学リーグデビュー戦で、「セレッソのユースにいたときからこだわってやってきた」という見事なパスで決勝ゴールをアシストした。

 清水は昨季王者の筑波大に加入した今季、開幕戦でメンバー入りするも出場機会はなく、その後もリーグ戦での出番はなかった。そうしたなか8日の第8節・東洋大戦で先発メンバー入り。本人は2日前に知り、「何かしら結果や自分の特徴を出せるようにやろう」と意気込んだという。

 すると前半29分、大仕事をやってのける。中盤でボールを受けるとトラップから2タッチ目で最終ラインの背後をつく華麗な浮き球を供給する。これにFW内野航太郎(2年=横浜FMユース)が抜け出し、そのままゴールネットを揺らした。内野は「自分も去年1年生で試合に出たときに最初は緊張感を感じていたので、まずは1個アシストをつけられてよかった」と振り返った。

 清水によればスタッフから内野の近くでプレーすることを求められていたといい、指示通り2人の連係でゴールをもたらした。小井土正亮監督が「あの(パス精度の)良さを期待して出して、本当に良さを出してくれた」と話せば、内野も「大翔の特徴でラストパスの精度、アイディアの豊富さがある」と認める。清水は自身の持ち味を発揮する貢献ぶりに「めちゃくちゃ嬉しかった」と笑顔を見せた。

 大学デビュー戦に自ら花を添えた清水は、これまでとは大きく異なる生活を送っている。京都府出身で中学と高校をセレッソ大阪の育成組織で過ごした中、プロを目指して関東の強豪校で4年間を過ごすことを決断した。

「トップチームではまだやれないこと、課題の部分が自分を分析して多く見つかった。関東の方がレベルが高いなという印象を持っていて、その中でも筑波はトップだと思っている。そこで日々練習できるのは本当に良い環境だなと思って選んだ」

 大きな覚悟を持って筑波大に入学し、2か月が経過。「一つひとつに高校の時より迫力がちょっとでも出たかな」とすでに成長を感じていることを示しつつ、スピード感への慣れや強度に関しては課題があると分析した。

 その一方、プライベートの面では早くも順応しているようだ。関東での生活となるなか、「ところどころ標準語が出る」といい、「ちょっと慣れているかもしれない」と充実感を示した。また、現在は一人暮らしをしている。「筑波には色々な専門的な知識を持った人たちも多いので、先輩方から(栄養面で)何を摂っているのかとか訊きながら体重を増やしていけるように食事の部分をやっている」とストイックな姿勢を示し、さらなるスケールアップを誓った。

 なお、今回のアシストについて筑波大のX速報アカウントは「ビューティフルスルーパス」と表現している。清水は「評価されて嬉しい」と積み重ねてきた練習の成果を示しながら、「まずはコンスタントに試合に絡めていけるように」と一歩ずつ成長していけるように気を引き締めた。

(取材・文 加藤直岐)



●第98回関東大学リーグ特集
加藤直岐
Text by 加藤直岐

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