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[関東]総合力向上を目指す筑波大・内野航太郎が待望弾「FWはゴールを取ってこそ」

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FW内野航太郎

[6.8 関東大学L1部 東洋大 0-1 筑波大 味の素フィールド西が丘]

 小井土正亮監督が「普段の練習からもなかなかスッキリしない状態」と気にかけていたなか、筑波大のFW内野航太郎(2年=横浜FMユース)に待望のゴールが生まれた。

 内野は昨季9ゴールを決め、新人賞を獲得した。今季も開幕戦でゴールを決めて勢いに乗ると、日の丸を背負ってパリ五輪出場をかけたU23アジア杯を戦った。さらにカタールからの復帰戦ではPKで1ゴールを記録していた。

 ただ、以降の公式戦2試合は不発。もっとも“2試合連続ゴールなし”が注目される点でもエースぶりをうかがわせるが、小井土監督は「去年のペースからすれば不甲斐ないというか、オリンピックを目指すなかでライバルの選手もいっぱい点を取っていて焦りがある」と内野の心情を汲み取っていた。

 それでも8日の東洋大戦でゴールが生まれた。なかなかペースを掴めないなかで迎えた前半29分、FW清水大翔(1年=C大阪U-18)のスルーパスに抜け出すと右足で冷静にゴールに流し込み、「自分らしい形」(内野)でワンチャンスをものにした。「チームとして最近厳しい戦いが続いていて、攻撃面もあまり上手くいっていない」と課題を見つめつつ、開幕戦以来となる流れの中からの得点に「まずここで1点取れたのは良かった」とホッとした表情を浮かべた。

 また、この日の得点をアシストした清水はリーグ戦デビューの1年生。内野は「練習からすごく良い関係を築けている」と信頼を示しながら、「自分も1年で試合に出たとき、最初は緊張感を感じていたのでまず1個アシストをつけられてよかった」と先輩らしい一面も見せた。

 学年も上がってより注目度が増す内野だが、FWとしての総合力を高めるため「体を張る仕事」が増えたという。相手から警戒されるなかで様々な役割をこなせるようになればさらにスケールアップするはずだ。ただその上で「FWはゴールを取ってこそ」と結果の重要性を強調する。

「自分はゴールが取れている上で他の仕事もできないといけないと思っている。全然満足していないし、もっと点を重ねていきたい。自分の良さはそこだと思っている」

 内野はゴールを原動力とし、さらなる飛躍を誓う。小井土監督も「FWは点を取って感覚が戻ってくるものだと思う」と期待を寄せた。

(取材・文 加藤直岐)



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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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