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国士舘大が新人戦初優勝!「また昔みたいな強い国士舘に」来年再来年の飛躍に手ごたえ

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国士舘大が新人戦を制した

[11.29 新人戦決勝 国士舘大3-1近畿大 AGFフィールド]

 第8回全日本大学サッカー新人戦の決勝が29日に行われ、国士舘大近畿大を3-1で下し、初優勝を飾った。優勝した国士舘大は来春行われる第3回大学日韓(韓日)新人戦チャンピオンシップに出場する。

 今年度の1、2年生で構成するチームで戦う新人戦で王者に輝いたのは、先週末の関東1部参入プレーオフ決定戦を戦ったメンバーが多く出場した国士舘大だった。

 4日前のグループリーグ初戦でも戦っていた両チームだが、その時と同様に国士大が前半のうちに得点を奪って試合を優位に運んだ。先制は前半32分、MF井野佑優(2年=広島ユース)が蹴ったFKをDF工藤珠凜(2年=日章学園高)が頭で合わせる。さらに同36分にはCKのこぼれ球をMF小林侑志郎(2年=山梨学院高)が蹴り込んで、リードを2点に広げた。

 後半に入るとすぐの1分に近大はMF石井陽大(2年=桃山学院高)の折り返しを、投入されたばかりのFW岡凌慎(2年=近大新宮高)が反転シュートを蹴り込んで1点差に詰め寄る。しかし同6分に国士大はMF後藤響(2年=大分U-18)のクロスをニアで合わせたFW本間凜(2年=関東一高)のゴールで突き放して試合の流れを取り戻した。

 8回目(第4回は中止)となった今大会だが、第1回から続く関東勢の優勝記録を継続させた。また第1回、第2回と連覇した桐蔭横浜大や、第3回の駒澤大、第6回の筑波大ら優勝校は、翌年以降の大学選手権(インカレ)やリーグ戦の好成績に繋げた実績もある。

 国士大の石川健太郎コーチもそこについての意識は十分にする。「まさかここまで来るとは思わなかったというのが正直なところですね」と笑みを浮かべるも、「この子たちが来年、再来年主力となってやってくれれば、また昔みたいな強い国士舘大学になってくると思います」と手ごたえを感じている様子だった。

(取材・文 児玉幸洋)
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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