[MOM1037]東北選抜MF新谷一真(仙台大3年)_「次は自分で蹴りたい」高校主要大会連続PK失敗のトラウマ克服を
逆転弾を決めたMF
[2.19 デンチャレプレーオフ 四国選抜1-2東北選抜 時之栖A]
本戦への返り咲きを狙う東北選抜が、逆転で白星発進を決めた。決勝点が生まれたのは後半37分、右CKからニアでDF前田航星(仙台大2年=鹿島ユース)がつぶれてコースを変える。これをMF新谷一真(仙台大3年=尚志高)が蹴り込んで、ゴールネットを揺らした。
「初戦で固い入りになって先制点を取られてしまったけど、チーム全員で焦れずに戦えた。セットプレーはニアに(伊藤)俊輔がいて勝てるというのはだいたい分かっていた。何回かマイナスにこぼれてきたので狙っていました」
新谷の逆転弾で勝利を収めた東北選抜だが、前半のうちに試合をひっくり返すチャンスはあった。34分、エリア内に入った新谷が、MF児玉凌空(聖カタリナ大3年=東海大熊本星翔高)に倒されてPKを獲得。しかしMF本田真斗(仙台大3年=青森山田高)が蹴ったPKは、GK田中藍人(四国学院大3年=新田高)に防がれてしまった。
自らキッカーに立候補することはなかったのか。そんな質問に新谷からは「PKは高校の時から苦手というか…」と歯切れの悪い答えが返ってきた。強豪・尚志高でプレーした高校時代。DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)を擁した世代だが、インターハイ、プレミアプレーオフ、高校選手権といずれもPK戦で敗退していた。
そして新谷はインターハイ2回戦の日章学園戦で2人目で蹴って失敗。プレミアプレーオフ決定戦のJFAアカデミー戦では4人目で失敗。さらに高校選手権でも2回戦の関東一戦の7人目で蹴って失敗と、すべてが苦い思い出を作っていた。「それまでは得意だった」というPKだが、この主要大会の3連続失敗から自然と避けるようになってしまったという。
それでも将来的にもサッカーを続けたいという意思を持つ新谷にとって、いずれは乗り越えないといけない壁であることは分かっている。「どこかで克服しないと。次は自分で蹴りたいと思います」。チェイス・アンリだけでなく、高校時代に3年間、寮で同部屋だったFW村上力己(東洋大)とMF松尾春希(明治大)の活躍も刺激になっているという。「負けられないと思っているし、あいつらを考えたらこんなところで緊張したとか言ってられない」。東北選抜の心臓がみせるアピールは続く。
(取材・文 児玉幸洋)
●第39回デンソーカップチャレンジ特集
本戦への返り咲きを狙う東北選抜が、逆転で白星発進を決めた。決勝点が生まれたのは後半37分、右CKからニアでDF前田航星(仙台大2年=鹿島ユース)がつぶれてコースを変える。これをMF新谷一真(仙台大3年=尚志高)が蹴り込んで、ゴールネットを揺らした。
「初戦で固い入りになって先制点を取られてしまったけど、チーム全員で焦れずに戦えた。セットプレーはニアに(伊藤)俊輔がいて勝てるというのはだいたい分かっていた。何回かマイナスにこぼれてきたので狙っていました」
新谷の逆転弾で勝利を収めた東北選抜だが、前半のうちに試合をひっくり返すチャンスはあった。34分、エリア内に入った新谷が、MF児玉凌空(聖カタリナ大3年=東海大熊本星翔高)に倒されてPKを獲得。しかしMF本田真斗(仙台大3年=青森山田高)が蹴ったPKは、GK田中藍人(四国学院大3年=新田高)に防がれてしまった。
自らキッカーに立候補することはなかったのか。そんな質問に新谷からは「PKは高校の時から苦手というか…」と歯切れの悪い答えが返ってきた。強豪・尚志高でプレーした高校時代。DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)を擁した世代だが、インターハイ、プレミアプレーオフ、高校選手権といずれもPK戦で敗退していた。
そして新谷はインターハイ2回戦の日章学園戦で2人目で蹴って失敗。プレミアプレーオフ決定戦のJFAアカデミー戦では4人目で失敗。さらに高校選手権でも2回戦の関東一戦の7人目で蹴って失敗と、すべてが苦い思い出を作っていた。「それまでは得意だった」というPKだが、この主要大会の3連続失敗から自然と避けるようになってしまったという。
それでも将来的にもサッカーを続けたいという意思を持つ新谷にとって、いずれは乗り越えないといけない壁であることは分かっている。「どこかで克服しないと。次は自分で蹴りたいと思います」。チェイス・アンリだけでなく、高校時代に3年間、寮で同部屋だったFW村上力己(東洋大)とMF松尾春希(明治大)の活躍も刺激になっているという。「負けられないと思っているし、あいつらを考えたらこんなところで緊張したとか言ってられない」。東北選抜の心臓がみせるアピールは続く。
(取材・文 児玉幸洋)
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