流通経済大男子サッカー部5人「大麻と認識して使用」と自供…部の活動再開は「早々にはできない」
流通経済大は3日、男子サッカー部の違法薬物使用疑いに関して千葉県内で記者会見を行った。会見時点で部員5人が「大麻と認識して使用した」と自供しているという。片山直登学長は「このような重大な事態が生じたことにつきまして、関係者の皆様に対して心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。男子サッカー部は無期限活動停止、中野雄二監督については現在職務停止としており、「最終的な事実関係が明らかになり次第、厳正に対処してまいります」と話した。
流通経済大男子サッカー部は今月2日時点で249人が所属。1965年に創部し、日本代表選手を含む170人以上のプロサッカー選手を輩出(公式サイトによる)している名門として知られ、夏の大学全国大会・総理大臣杯を3度、冬の大学全国大会・全日本大学サッカー選手権大会を2回優勝した強豪でもある。
大学によると、2月上旬に学外より男子サッカー部員の違法薬物の使用に関する噂があるとの情報が中野監督に寄せられ、一部スタッフが寮内の状況確認と観察を実施。この段階では具体的な個人や事実の特定には至らなかったが、2月24日に「特定の学生が違法薬物を使用している可能性を示唆する」具体的な情報が男子サッカー部スタッフに伝わった。学外で業務中の中野監督を除いたスタッフミーティングでの協議を経て、中野監督の了承を得た上で、26日に同部として学生に対するヒアリングと簡易尿検査の実施を決定した。
26日、同部のスタッフがネットショッピングで購入した簡易尿検査キットにより1人の陽性反応を確認。またヒアリングにより、5人が「大麻と認識して(寮内で)使用した」と証言した。2月中の使用やリキッド状のものを使用したと証言した部員もいるといい、詳しくは捜査や調査中となっている。
男子サッカー部は27日午前から活動を自粛。同日中に大学が男子サッカー部の無期限活動停止、予定されていた合宿の中止、監督の当面の職務停止を決定した。中野監督は大学の強化部推進室長も担っているが、同職も停止とした。
27日午後1時に男子サッカー部スタッフが警察署へ相談し、使用を証言した5人の学生は任意で事情聴取を受けたという。翌28日未明、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで令状に基づきサッカー部5つの寮のうち2つの寮、合計3部屋の家宅捜索が行われた。現時点で押収されたものはないとしている。
片山学長は「このような重大な事実を招きましたこと、日頃より本学を支えてくださっている関係機関団体の皆さま、地域の皆さま並びに在学生、保証人の皆さまに対して、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを心より深く申し上げます」と謝罪した。
今後については「本件を極めて重大な事案として受け止めております。現在、警察の捜査に全面的に協力するとともに学内に危機管理対策本部、専門部会を設置し、事実関係の徹底的な解明に取り組んでおります」と説明。使用が疑われていない部員を含めた全部員にヒアリングを行い、幅広く事実確認を行うとともに不安を感じる部員に対して心理的な配慮も行うとした。200人を超える全部員へのヒアリングは本日3日から開始し、今週から来週にかけて終了する見込みだとしている。
警察の捜査やヒアリングの完了後、違法薬物の使用の疑いがない部員に対しては選抜・代表活動や自主トレーニングといった個人の活動を認める方針。その一方、対外試合など部としての活動再開については「早々にはできない」と見立てた。トップチームが参加する関東大学リーグは4月の開幕を予定しているなか、大学側は関東大学サッカー連盟や日本サッカー協会への連絡有無については把握していないという。
片山学長は全サッカー部員を集めて問題や活動停止に関して説明した際について、感情的になる部員はおらず「静かに話を聞いて理解」する様子だったと報告。新大学1年生の新入部員も既に入寮しており、現大学部員と同じタイミングで一連の事案を把握。新入部員の保護者にはメールで詳細を説明し、現時点で入部辞退者はいないとした。
大学は監督や男子サッカー部スタッフの責任問題について「事実関係を精査した上で適切に判断いたします」と説明し、「大学としては本件について確認できた事実は開示するという姿勢で対応しております」と今後について示した。
(取材・文 加藤直岐)
●第99回関東大学リーグ特集
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流通経済大男子サッカー部は今月2日時点で249人が所属。1965年に創部し、日本代表選手を含む170人以上のプロサッカー選手を輩出(公式サイトによる)している名門として知られ、夏の大学全国大会・総理大臣杯を3度、冬の大学全国大会・全日本大学サッカー選手権大会を2回優勝した強豪でもある。
大学によると、2月上旬に学外より男子サッカー部員の違法薬物の使用に関する噂があるとの情報が中野監督に寄せられ、一部スタッフが寮内の状況確認と観察を実施。この段階では具体的な個人や事実の特定には至らなかったが、2月24日に「特定の学生が違法薬物を使用している可能性を示唆する」具体的な情報が男子サッカー部スタッフに伝わった。学外で業務中の中野監督を除いたスタッフミーティングでの協議を経て、中野監督の了承を得た上で、26日に同部として学生に対するヒアリングと簡易尿検査の実施を決定した。
26日、同部のスタッフがネットショッピングで購入した簡易尿検査キットにより1人の陽性反応を確認。またヒアリングにより、5人が「大麻と認識して(寮内で)使用した」と証言した。2月中の使用やリキッド状のものを使用したと証言した部員もいるといい、詳しくは捜査や調査中となっている。
男子サッカー部は27日午前から活動を自粛。同日中に大学が男子サッカー部の無期限活動停止、予定されていた合宿の中止、監督の当面の職務停止を決定した。中野監督は大学の強化部推進室長も担っているが、同職も停止とした。
27日午後1時に男子サッカー部スタッフが警察署へ相談し、使用を証言した5人の学生は任意で事情聴取を受けたという。翌28日未明、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで令状に基づきサッカー部5つの寮のうち2つの寮、合計3部屋の家宅捜索が行われた。現時点で押収されたものはないとしている。
片山学長は「このような重大な事実を招きましたこと、日頃より本学を支えてくださっている関係機関団体の皆さま、地域の皆さま並びに在学生、保証人の皆さまに対して、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを心より深く申し上げます」と謝罪した。
今後については「本件を極めて重大な事案として受け止めております。現在、警察の捜査に全面的に協力するとともに学内に危機管理対策本部、専門部会を設置し、事実関係の徹底的な解明に取り組んでおります」と説明。使用が疑われていない部員を含めた全部員にヒアリングを行い、幅広く事実確認を行うとともに不安を感じる部員に対して心理的な配慮も行うとした。200人を超える全部員へのヒアリングは本日3日から開始し、今週から来週にかけて終了する見込みだとしている。
警察の捜査やヒアリングの完了後、違法薬物の使用の疑いがない部員に対しては選抜・代表活動や自主トレーニングといった個人の活動を認める方針。その一方、対外試合など部としての活動再開については「早々にはできない」と見立てた。トップチームが参加する関東大学リーグは4月の開幕を予定しているなか、大学側は関東大学サッカー連盟や日本サッカー協会への連絡有無については把握していないという。
片山学長は全サッカー部員を集めて問題や活動停止に関して説明した際について、感情的になる部員はおらず「静かに話を聞いて理解」する様子だったと報告。新大学1年生の新入部員も既に入寮しており、現大学部員と同じタイミングで一連の事案を把握。新入部員の保護者にはメールで詳細を説明し、現時点で入部辞退者はいないとした。
大学は監督や男子サッカー部スタッフの責任問題について「事実関係を精査した上で適切に判断いたします」と説明し、「大学としては本件について確認できた事実は開示するという姿勢で対応しております」と今後について示した。
(取材・文 加藤直岐)
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