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[関東3部]昌平前主将が開幕4戦連続フル出場…岩政監督からも学ぶ東京学芸大DF伊藤隆寛「唯一無二の武器を見つけて必要とされる存在に」

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DF伊藤隆寛(1年=昌平高)

[4.26 関東大学L3部第4節 東京学芸大 2-4 山梨学院大 東京学芸大総合G]

 高校時代にキャプテンを務めていた東京学芸大DF伊藤隆寛(1年=昌平高)が、関東大学リーグ開幕から4試合連続フル出場を果たしている。「4年間は長いようで短いと思うしあっという間」。元日本代表DFの岩政大樹監督や先輩から学ぶ日々を大切に成長していく考えだ。

 伊藤は昌平で主将を担当した昨年、終盤までプレミアリーグEASTの残留争いに巻き込まれるも残留を達成。ただ2大会ぶりの出場となった全国高校サッカー選手権は3回戦敗退に終わり、「悔しい思い」で高校サッカー生活を終えていた。

 そうして進んだ東京学芸大では開幕節から先発入りすると、ここまで全試合でフル出場している。昌平で磨いてきた配球力には手応えを掴んでいる一方、「強度や一個一個の判断では情けないプレーも多い」と課題も感じている。

 26日の第4節では、同学年の世代屈指FWオノボフランシス日華(1年=山梨学院高)を擁する山梨学院大と対戦。伊藤は前線へのパスや冷静な守備対応で最終ラインからチームを支えていたものの、クロスから3失点を許した。さらに2-3の後半41分、ビルドアップ中のトラップが弾んだことで相手にプレスをかけられると左サイドへのパスがズレてしまい、カウンターから痛恨の4失点目を喫した。

「点を取りにいかなければいけないなかで背後(へボールを送る意識)というのはあったけれど、自分のトラップが上手く決まらず逆を見れなかった。左にしか出せない状況になって詰まって手前に出した。プレーの質もそうだし、最初のトラップの判断とかは時間を考えてもっとやれるところだった」

 勝負が決まった4失点目にそう悔しさを滲ませた伊藤は「岩政監督から『隙を90分間見せないでプレーする』という指示をいただいたなかで軽い失点が続いて大量失点した。自分たちの力不足もそうだし、自分のミスから失点してしまったので申し訳ない」と総括。オノボにもゴールを許し、「彼がチームの中心というのはミーティングでも話があった。自分がマッチアップするので結構楽しみにしていたけれど今日は完敗をしてしまった」と肩を落とした。

 もっとも入部直後から関東大学リーグで戦えていることは貴重な経験だ。伊藤は指揮官からハイボール対応のポイントや特長のキックの生かし方を教えてもらうなど、助言を受けながら成長中。「4年生もすごく自分のことを認めてくれている」と充実した日々で研鑽を重ねている。

 東京学芸大から鹿島アントラーズに進み、日本代表でもプレーした同じCBの岩政監督もルーキーへの期待を口にする。

「昌平出身らしく両足で器用に長いボールも短いボールも蹴れるし、運べるし現代型のCBだなと思う。入ってきた頃は守備対応で少し課題があったけれどリーグに入って良くなってきているし、このペースで伸びていけば上にということもある選手だと評価しています」

 東京学芸大は少人数の編成で戦っていることもあり、「1年生から出られることがウチに来る価値」と岩政監督。「僕もそのおかげで1年から出られたし、タカもすぐにスタメンをとって中心になりつつあるので良い経験ができているんじゃないですか」と続けて、早くから高いレベルで戦うことによる伸びも楽しみにしていた。

 伊藤は出場機会を得られている点をアドバンテージと捉えつつ、「4年生とはあと少ししかできないので盗めるものは全部吸収したい。CBとして岩政さんという良いお手本もいる」と一日一日を大切に過ごしていく構え。成長を重ねて「対人で絶対に負けないとか、セットプレーでもっと点を取るとか唯一無二の武器を見つけてもっとチームに必要とされる存在になってプロを目指していきたい」と力を込めた。

 また、昌平前主将として同期や後輩の活躍もエネルギーにしていく姿勢。今月には同期の川崎フロンターレMF長璃喜がプロデビューを飾り、「おめでとうと言ったらありがとうみたいな会話をしたけれどすごく刺激になった」。さらにこの試合前日には昌平のプレミアEAST・前橋育英戦(△1-1)を現地観戦。「後輩たちの躍動している姿を見て自分も負けられないなと思うので、もっと頑張っていきたい」と自らを奮い立たせた。

(取材・文 加藤直岐)

●第100回関東大学リーグ特集
加藤直岐
Text by 加藤直岐

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