[関東3部]入部前はJ1クラブに練習参加…山梨学院大・規格外ルーキーFWオノボフランシス日華が開幕3戦連発「懸ける思いはだいぶ強い」
[4.26 関東大学L3部第4節 東京学芸大 2-4 山梨学院大 東京学芸大総合G]
世代トップクラスのストライカーが関東大学リーグ3部デビューから3試合連続ゴールを決めた。FWオノボフランシス日華(1年=山梨学院高)は山梨学院大進学前にJ1クラブへの練習参加も経験。将来を見据えて「プロ以上のレベルに合わせられる」高い基準を自らに設定しながら成長する考えだ。
この試合では1点ビハインドの前半18分、MF五十嵐真翔(3年=山梨学院高)が右サイドを抜け出すとペナルティエリア中央に走り込んだオノボが急停止。マークにつく相手DFを剥がすと、五十嵐の折り返しを右足でゴール左に流し込んで同点ゴールを奪った。オノボは開幕節のヘディングシュート、第2節のPK弾に続く得点(第3節は未消化)。敵将の岩政大樹監督も「なんで3部にいるの。ちょっと勘弁してという話」と冗談まじりに話す規格外のルーキーは今季ここまで3ゴール2アシストと活躍中で、チームも4-2で勝利して開幕3連勝を飾った。
オノボは山梨学院高1年時にU-16世代の全国大会「MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16」で3試合6得点を記録して大会得点王を受賞。翌年はプリンスリーグ関東2部で得点を重ねると、3年時は出場試合が限られるなかでプリンス関東1部で得点王争いを演じ、全国高校総体(インターハイ)では4戦7発と圧倒的な成績を残した。
だが、3年時の高校選手権では県予選初戦の準々決勝から2試合連続ゴールを決めていたなか、準決勝で一発退場になってしまう。オノボには3試合出場停止処分が下され、県予選決勝だけでなく全国大会の2試合も出場停止になった。山梨学院は県予選決勝に続いて全国大会の初戦を勝利したものの続く2回戦で尚志高に敗戦。オノボは最後の冬で全国のピッチに立つことができず、スタンドで高校サッカーの終幕を迎えていた。
そうして突入した大学サッカーの日々。オノボは「(選手権の不完全燃焼は)自分がやってしまった行為なので仕方ないけれど、その悔しさは誰にも負けないと思う。大学に入ったら1年生からスタメンに出てやろうと思って、練習がない入学前の期間も自主練とか走りは1人でやっていた。この大学サッカーに懸ける思いはだいぶ強い」と強い決意で臨んでいる。
今節はゴールに加え、持ち前の相手を背負う圧倒的な力で何度もファウルを受けながら攻撃の起点になって勝利に貢献した。さらに昨夏のインターハイ時には走力を課題に挙げていたなかで献身的なプレスを連続。「試合でフルで走りきるための練習をしっかりやってきたのでプレスや体力面が向上した」と努力ぶりを発揮して攻守で存在感を放った。
大学進学を控えていた今年1月にはJ1の強豪クラブに練習参加した。クラブには高校2年時から注目されていたといい、3年時のフェスティバル大会での活躍なども踏まえて評価されると選手権予選後にスカウトと話をし、プレシーズンの練習参加が決定。初めてだったというプロへの練習参加では大きな刺激を受けたようだ。
「今までに体験したことのないような(感じ)。鳥かごでも全然取れないし、パス一つ一つのスピード感が全く違った。受けた刺激はだいぶデカかったので、その刺激を忘れずに大学で生かしたい。自分の中ではあまりパフォーマンスは良くなかったので、切り替えてまた呼んでもらえるように頑張りたいと思います」
実績十分のオノボは卒業を待たずにプロ入りすることにも意欲的。よりフィジカル面を向上するため、筋トレや食事の意識も高めていく構えだ。また、J1クラブから「サッカーの面ではだいぶポテンシャルがある。プロになったら人間性とかサッカー以外のところもすごく大事になってくる」と伝えられたことも受けて、率先して荷物を運ぶなどピッチ外での振る舞いも意識している。
早期プロ入りを目指す以上、今季からすでに勝負のシーズンが始まっている。オノボは「1試合1点以上というのは自分の中で決めていること。無得点で終わるのは論外。プロに行くと結果がすべてなので一点一点にこだわっていきたい」と言いきり、開幕からの連続ゴールにも満足せず「目標はハットトリックなので次の試合はそれを目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
●第100回関東大学リーグ特集
世代トップクラスのストライカーが関東大学リーグ3部デビューから3試合連続ゴールを決めた。FWオノボフランシス日華(1年=山梨学院高)は山梨学院大進学前にJ1クラブへの練習参加も経験。将来を見据えて「プロ以上のレベルに合わせられる」高い基準を自らに設定しながら成長する考えだ。
この試合では1点ビハインドの前半18分、MF五十嵐真翔(3年=山梨学院高)が右サイドを抜け出すとペナルティエリア中央に走り込んだオノボが急停止。マークにつく相手DFを剥がすと、五十嵐の折り返しを右足でゴール左に流し込んで同点ゴールを奪った。オノボは開幕節のヘディングシュート、第2節のPK弾に続く得点(第3節は未消化)。敵将の岩政大樹監督も「なんで3部にいるの。ちょっと勘弁してという話」と冗談まじりに話す規格外のルーキーは今季ここまで3ゴール2アシストと活躍中で、チームも4-2で勝利して開幕3連勝を飾った。
オノボは山梨学院高1年時にU-16世代の全国大会「MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16」で3試合6得点を記録して大会得点王を受賞。翌年はプリンスリーグ関東2部で得点を重ねると、3年時は出場試合が限られるなかでプリンス関東1部で得点王争いを演じ、全国高校総体(インターハイ)では4戦7発と圧倒的な成績を残した。
だが、3年時の高校選手権では県予選初戦の準々決勝から2試合連続ゴールを決めていたなか、準決勝で一発退場になってしまう。オノボには3試合出場停止処分が下され、県予選決勝だけでなく全国大会の2試合も出場停止になった。山梨学院は県予選決勝に続いて全国大会の初戦を勝利したものの続く2回戦で尚志高に敗戦。オノボは最後の冬で全国のピッチに立つことができず、スタンドで高校サッカーの終幕を迎えていた。
そうして突入した大学サッカーの日々。オノボは「(選手権の不完全燃焼は)自分がやってしまった行為なので仕方ないけれど、その悔しさは誰にも負けないと思う。大学に入ったら1年生からスタメンに出てやろうと思って、練習がない入学前の期間も自主練とか走りは1人でやっていた。この大学サッカーに懸ける思いはだいぶ強い」と強い決意で臨んでいる。
今節はゴールに加え、持ち前の相手を背負う圧倒的な力で何度もファウルを受けながら攻撃の起点になって勝利に貢献した。さらに昨夏のインターハイ時には走力を課題に挙げていたなかで献身的なプレスを連続。「試合でフルで走りきるための練習をしっかりやってきたのでプレスや体力面が向上した」と努力ぶりを発揮して攻守で存在感を放った。
大学進学を控えていた今年1月にはJ1の強豪クラブに練習参加した。クラブには高校2年時から注目されていたといい、3年時のフェスティバル大会での活躍なども踏まえて評価されると選手権予選後にスカウトと話をし、プレシーズンの練習参加が決定。初めてだったというプロへの練習参加では大きな刺激を受けたようだ。
「今までに体験したことのないような(感じ)。鳥かごでも全然取れないし、パス一つ一つのスピード感が全く違った。受けた刺激はだいぶデカかったので、その刺激を忘れずに大学で生かしたい。自分の中ではあまりパフォーマンスは良くなかったので、切り替えてまた呼んでもらえるように頑張りたいと思います」
実績十分のオノボは卒業を待たずにプロ入りすることにも意欲的。よりフィジカル面を向上するため、筋トレや食事の意識も高めていく構えだ。また、J1クラブから「サッカーの面ではだいぶポテンシャルがある。プロになったら人間性とかサッカー以外のところもすごく大事になってくる」と伝えられたことも受けて、率先して荷物を運ぶなどピッチ外での振る舞いも意識している。
早期プロ入りを目指す以上、今季からすでに勝負のシーズンが始まっている。オノボは「1試合1点以上というのは自分の中で決めていること。無得点で終わるのは論外。プロに行くと結果がすべてなので一点一点にこだわっていきたい」と言いきり、開幕からの連続ゴールにも満足せず「目標はハットトリックなので次の試合はそれを目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
●第100回関東大学リーグ特集



