[MOM1189]産業能率大FW山下虎太郎(1年)_「ちょっと意識」因縁“vs流経”で2発!! 早くもルーキーイヤーの目標突破
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.30 関東大学L2部第10節 産業能率大 2-1 流通経済大 保土ヶ谷]
産業能率大FW山下虎太郎(1年=大津高)が「ちょっと意識した」という相手から2ゴールを奪い、得点ランキング単独トップに踊り出た。
山下は昨夏のインターハイで9得点をマークして得点王を受賞。だが、全国高校サッカー選手権では2得点を記録したものの、準々決勝・流通経済大柏高戦(●1-2)で個人のシュート0本に封じられて高校サッカーの終焉を迎えていた。そうした悔しい経験があるだけに、系列の流通経済大と対戦したこの日は普段よりもモチベーションを高めていたという。
選手権ではDF廣瀬煌(現日本大1年)とDFメンディー・サイモン友(現高校3年)の高校選抜コンビによる徹底した警戒に遭っていたなか、今節はU-21日本代表DF塩川桜道(3年=流通経済大柏高)とFC町田ゼルビア内定DF西川楓人(4年=興國高)というさらに強力な2CBとのマッチアップ。抜け出しかけたところで当たり負けする場面や「強みの背後(への抜け出し)がどれだけ通用するかという楽しみも持って臨んだけれどあまり出せなかった」と完璧なプレーはできなかったが、登録160cmと小柄な山下はボールを持つと外に流れながら前進していくなどキレのある動きで攻撃を牽引していった。
すると後半5分、MF岩崎大翔(4年=大津高)がドリブルから放ったシュートのこぼれ球をペナルティエリア左からゴールに流し込んで先制点をゲット。同18分にはMF重松康平(4年=相洋高)が左サイドを縦に仕掛けると、「最初はマイナスにいたけれど、ニアが空いているなと判断して走り込んだらシゲくんが良いボールをくれた」とフリーの状態でヘディングシュートを決めて2得点の大活躍となった。
首位・産業能率大は2試合消化の少ない3位・流通経済大を2-1で破り、勝ち点差を5から8に開く大きな白星を収めた。山下は「首位攻防戦で勝たなければいけない試合で、1点でも多く点を取れと監督も指示していたので狙い通り」と笑顔。また、「(選手権で対戦した)メンバーはいなかったけれど、個人的に流経という相手に勝ちたかったので勝ててよかった」と因縁の相手から勝利できたことを喜んだ。
山下は8試合に出場して7得点となり、得点ランキング単独トップに浮上した。リーグを席巻するルーキーだが、4月19日のリーグデビュー後に口にした今季の目標は「5点は取りたい」。ところが初先発を飾った3試合目で初ゴールを記録すると、5試合目でハットトリックを達成すれば6試合目で目標に到達する5点目。そうして迎えた8試合目の今節、目標を早くも突破する6点目と7点目を奪った。
これには「5点と言っていたけれど点を取れるなかで得点王や新人王も狙える位置に来ているので、そういったところを狙っていくように意識を変えた」と山下。ゴールを重ねて個人賞を目指していくとともに、チームの目標とする1部昇格に貢献する活躍を継続していく構えだ。
大学リーグデビュー時はスピード感に気圧されたというが、試合を重ねるにつれて得点できる感覚を抱いていたようで現在の数字には驚いていない模様。ゴールラッシュの要因には「点を取れる場所にいることを最近は意識している。あとは先輩方が良いボールをくれたりとか自分のことを見てくれたりしているので、みんなと合わせていけているのかなと思う」とチームメイトへの感謝も示しながら、「高校のときはあまり一発のチャンスを取れていなかった。今は決められているのが成長した部分」と決定力の向上も挙げた。
もっとも結果を出していくほど警戒が強まってくることは確実だ。選手権で苦い思いをした山下は「マークされてくると思うけどそういったときでも自分の強みをしっかり出し続けたい。やっぱり点を取れたらOKかなと思うので、そこに徹底してやっていきたい」と決意。4年間の最大の目標とするプロ入りに向けて、慢心することなくゴールを狙い続けていく。
(取材・文 加藤直岐)
●第100回関東大学リーグ特集
[5.30 関東大学L2部第10節 産業能率大 2-1 流通経済大 保土ヶ谷]
産業能率大FW山下虎太郎(1年=大津高)が「ちょっと意識した」という相手から2ゴールを奪い、得点ランキング単独トップに踊り出た。
山下は昨夏のインターハイで9得点をマークして得点王を受賞。だが、全国高校サッカー選手権では2得点を記録したものの、準々決勝・流通経済大柏高戦(●1-2)で個人のシュート0本に封じられて高校サッカーの終焉を迎えていた。そうした悔しい経験があるだけに、系列の流通経済大と対戦したこの日は普段よりもモチベーションを高めていたという。
選手権ではDF廣瀬煌(現日本大1年)とDFメンディー・サイモン友(現高校3年)の高校選抜コンビによる徹底した警戒に遭っていたなか、今節はU-21日本代表DF塩川桜道(3年=流通経済大柏高)とFC町田ゼルビア内定DF西川楓人(4年=興國高)というさらに強力な2CBとのマッチアップ。抜け出しかけたところで当たり負けする場面や「強みの背後(への抜け出し)がどれだけ通用するかという楽しみも持って臨んだけれどあまり出せなかった」と完璧なプレーはできなかったが、登録160cmと小柄な山下はボールを持つと外に流れながら前進していくなどキレのある動きで攻撃を牽引していった。
すると後半5分、MF岩崎大翔(4年=大津高)がドリブルから放ったシュートのこぼれ球をペナルティエリア左からゴールに流し込んで先制点をゲット。同18分にはMF重松康平(4年=相洋高)が左サイドを縦に仕掛けると、「最初はマイナスにいたけれど、ニアが空いているなと判断して走り込んだらシゲくんが良いボールをくれた」とフリーの状態でヘディングシュートを決めて2得点の大活躍となった。
首位・産業能率大は2試合消化の少ない3位・流通経済大を2-1で破り、勝ち点差を5から8に開く大きな白星を収めた。山下は「首位攻防戦で勝たなければいけない試合で、1点でも多く点を取れと監督も指示していたので狙い通り」と笑顔。また、「(選手権で対戦した)メンバーはいなかったけれど、個人的に流経という相手に勝ちたかったので勝ててよかった」と因縁の相手から勝利できたことを喜んだ。
山下は8試合に出場して7得点となり、得点ランキング単独トップに浮上した。リーグを席巻するルーキーだが、4月19日のリーグデビュー後に口にした今季の目標は「5点は取りたい」。ところが初先発を飾った3試合目で初ゴールを記録すると、5試合目でハットトリックを達成すれば6試合目で目標に到達する5点目。そうして迎えた8試合目の今節、目標を早くも突破する6点目と7点目を奪った。
これには「5点と言っていたけれど点を取れるなかで得点王や新人王も狙える位置に来ているので、そういったところを狙っていくように意識を変えた」と山下。ゴールを重ねて個人賞を目指していくとともに、チームの目標とする1部昇格に貢献する活躍を継続していく構えだ。
大学リーグデビュー時はスピード感に気圧されたというが、試合を重ねるにつれて得点できる感覚を抱いていたようで現在の数字には驚いていない模様。ゴールラッシュの要因には「点を取れる場所にいることを最近は意識している。あとは先輩方が良いボールをくれたりとか自分のことを見てくれたりしているので、みんなと合わせていけているのかなと思う」とチームメイトへの感謝も示しながら、「高校のときはあまり一発のチャンスを取れていなかった。今は決められているのが成長した部分」と決定力の向上も挙げた。
もっとも結果を出していくほど警戒が強まってくることは確実だ。選手権で苦い思いをした山下は「マークされてくると思うけどそういったときでも自分の強みをしっかり出し続けたい。やっぱり点を取れたらOKかなと思うので、そこに徹底してやっていきたい」と決意。4年間の最大の目標とするプロ入りに向けて、慢心することなくゴールを狙い続けていく。
(取材・文 加藤直岐)
●第100回関東大学リーグ特集



