「希望通り」と「悔しさ」を感じながら…筑波大DF布施克真はU-19代表でW杯日本代表に帯同「自分の中にA代表基準を落とし込みたい」
北中米ワールドカップを戦う日本代表が2日に成田空港から出国した。キャンプ地であるメキシコ・モンテレイには、全日本空輸(ANA)のチャーター機が用意され、乗客87名の中には練習パートナーとして帯同するU-19日本代表の選手・スタッフもいた。


聞かれることはなかったが、希望通りとなった。「どっちも可能性はあるよとは言われていたけど、どっちと聞かれればもちろんアメリカに行きたかった」。モーリスレベロトーナメントに出場するフランス遠征組と、ワールドカップの練習パートナーを務める北中米遠征組の2チームが編成されたU-19日本代表だが、筑波大のDF布施克真(2年=日大藤沢高)の名前は、アメリカ遠征組にあった。
「モーリスに行ったほうが試合数は多いとは思うけど、それ以上にA代表の選手と行動できたり、練習を見るだけでも刺激になる。絶対普段じゃ経験できないことを経験できることがアメリカだと思いました。A代表のパスや全部の質、強度を体験してみたい。最初のパスコンの質から違うと思う。A代表の人たちと一緒にやりながら、その基準を知りたい。自分の中の基準としてA代表基準を落とし込みたいと思っています」
ただ素直に喜べないこともあった。「悔しい気持ちのほうが正直デカい」。2007年3月11日生まれの布施は、学年ではひとつ下になるU-19代表に入ることができる。しかし同時期にオーストリアとスロベニア遠征を実施するU-21日本代表も招集された。「最後まで自分はU-21かU-19か決まらなかった。そこまで悩んでくれるのは見れくれている証拠だと思うけど、U-20W杯以降は入れていない。A代表の選手と一緒にやれるというのはあるけど、上の世代で選ばれるほうがいい選手だと思われていると思うし、行けないというのは悔しい気持ちのほうが大きいです」。
今年1月に行われたU23アジア杯では、同ポジションを争うDF梅木怜(今治)やDF森壮一朗(名古屋)が躍動。ボランチに目を向けても「自分の居場所がないのではないか」と素直に感じたという。「自分はストロングがないという部分で、U-21に残れていない。森は推進力があって、守備もやられないストロングがある。梅木もアジリティがあって、ものすごく足が速い。守備では絶対にやらせない。フィジカルで勝てていても、あと一歩で足を出すだったりはずっと劣っていると感じている」。
今回の遠征はその差を埋めるためのヒントを掴む期間にしたい考えている。「海外の選手が多いと思うけど、海外で生き残るためにどういうトレーニングをしているのかとか、どこを伸ばさないと海外では通用しないのかとかを聞いてみたい。今の自分はストロングがなくて、全部が平均くらいのプレーヤーなので、自分で打開しないと海外で活躍したり、生き残ることはできない。そこを自分の中でどこが成長したかとかを一人一人に聞いてみたい」。人生を変える刺激的な1か月にしてみせる。


(取材・文 児玉幸洋)
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聞かれることはなかったが、希望通りとなった。「どっちも可能性はあるよとは言われていたけど、どっちと聞かれればもちろんアメリカに行きたかった」。モーリスレベロトーナメントに出場するフランス遠征組と、ワールドカップの練習パートナーを務める北中米遠征組の2チームが編成されたU-19日本代表だが、筑波大のDF布施克真(2年=日大藤沢高)の名前は、アメリカ遠征組にあった。
「モーリスに行ったほうが試合数は多いとは思うけど、それ以上にA代表の選手と行動できたり、練習を見るだけでも刺激になる。絶対普段じゃ経験できないことを経験できることがアメリカだと思いました。A代表のパスや全部の質、強度を体験してみたい。最初のパスコンの質から違うと思う。A代表の人たちと一緒にやりながら、その基準を知りたい。自分の中の基準としてA代表基準を落とし込みたいと思っています」
ただ素直に喜べないこともあった。「悔しい気持ちのほうが正直デカい」。2007年3月11日生まれの布施は、学年ではひとつ下になるU-19代表に入ることができる。しかし同時期にオーストリアとスロベニア遠征を実施するU-21日本代表も招集された。「最後まで自分はU-21かU-19か決まらなかった。そこまで悩んでくれるのは見れくれている証拠だと思うけど、U-20W杯以降は入れていない。A代表の選手と一緒にやれるというのはあるけど、上の世代で選ばれるほうがいい選手だと思われていると思うし、行けないというのは悔しい気持ちのほうが大きいです」。
今年1月に行われたU23アジア杯では、同ポジションを争うDF梅木怜(今治)やDF森壮一朗(名古屋)が躍動。ボランチに目を向けても「自分の居場所がないのではないか」と素直に感じたという。「自分はストロングがないという部分で、U-21に残れていない。森は推進力があって、守備もやられないストロングがある。梅木もアジリティがあって、ものすごく足が速い。守備では絶対にやらせない。フィジカルで勝てていても、あと一歩で足を出すだったりはずっと劣っていると感じている」。
今回の遠征はその差を埋めるためのヒントを掴む期間にしたい考えている。「海外の選手が多いと思うけど、海外で生き残るためにどういうトレーニングをしているのかとか、どこを伸ばさないと海外では通用しないのかとかを聞いてみたい。今の自分はストロングがなくて、全部が平均くらいのプレーヤーなので、自分で打開しないと海外で活躍したり、生き残ることはできない。そこを自分の中でどこが成長したかとかを一人一人に聞いてみたい」。人生を変える刺激的な1か月にしてみせる。


(取材・文 児玉幸洋)
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