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[関東]千金ヘッド弾の駒澤大DF新垣陽盛、プロで活躍する全国2冠の後輩たちから刺激「自分も早くその世界を見たい」

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応援するチームメイトにガッツポーズ

[5.30 関東大学L1部第10節 桐蔭横浜大 2-3 駒澤大 保土ヶ谷]

 駒澤大は2度のビハインドを追いついて迎えた後半35分、逆転に成功した。MF木村匡吾(4年=岡山学芸館高)が蹴った左CKをDF新垣陽盛(2年=神村学園高)が頭で合わせる。枠を捉えたボールはゴールカバーに入ったDFにクリアされたが、すでにボールがゴールに入っていたとする判定が下って3-2。そのまま逃げ切って今季3勝目を収めた。

 新垣は「毎日セットプレーの練習をやっていて良い入り方ができたというのもある。しっかりとみんなが入るところに入れたので、やるべきことをやってくれて自分のところにたまたま(ボールが)来た」と値千金のゴールシーンを振り返る。今季は右足首の怪我と左脚のグロインペイン症候群の影響で4月の全試合を欠場。完治には至っていないものの5月から戦列復帰しているなかで今季初得点を挙げ、「なかなか出られなくて今もちょっと怪我に苦しんでいるけれどゴールという形で勝利に貢献できてよかった」と喜んだ。

 神村学園高から進学した昨年はリーグ戦15試合に出場したが、ロングボールから攻め込む駒澤大のサッカーに適応できない苦しい時期もあったという。だが、「自分の特長を出すところはどのチームでも変わらない。自分の出せる色やできることを増やして勝利に貢献できたら」と新垣。高校選抜にも選ばれていた実力者は自信や成長もたしかに感じている。

「守備のところではあまりやられる気がしない。ロングスローも大学に入って投げられるようになったので、そこが成長したなと思います」

 怪我で出遅れた今季だが、年始には後輩がインターハイに続いて全国高校サッカー選手権を制する快挙を成し遂げた。新垣は鹿児島県予選で無念の敗退となった代。「自分たちは選手権に出られなかったので率直に嬉しい」と笑顔を見せながら、「自分ももっと頑張らないとなという刺激もあった」と話す。そうして突入したシーズンはチームの1部復帰1年目。よりレベルの高い選手とマッチアップしているが、「1部でも守備でも攻撃でも圧倒できないとJのレベルには到達できないと思う」と自身に高い基準を設定している。

 高い基準を課す背景には後輩の活躍もある様子。神村学園から今季高卒Jクラブ入りした4人はすでにプロデビューしており、特にいわきFCでレギュラーのDF中野陽斗とFC町田ゼルビアでACLE準優勝を経験したFW徳村楓大から受ける刺激は大きい。「Jでバリバリ出て活躍している中野とか徳村とかもいるので、自分も早くその世界を見たい」と熱量を高めている。

 そうした意気込みもあり、1ゴールを決めたこの日のプレーについても満足はしていない。新垣は「もう一つ攻撃に厚みを加えられたかなと思う。もっと1対1のところとかクロスの質とかでやれるところもあるし、まずは日頃の練習からもっとできることを増やしていきたい」と力を込めながら向上心を示した。

 新垣は選抜活動に招集されることを今季の目標としており、「選ばれるためにはやっぱりチームが勝つのが一番なのでそこに集中してやりたい」。前回大会で3位に終わった総理大臣杯でのリベンジや、シーズンを締めくくる全日本大学サッカー選手権への出場を目指して攻守でよりチームに貢献していく考えだ。

(取材・文 加藤直岐)

●第100回関東大学リーグ特集
加藤直岐
Text by 加藤直岐

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