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[C☆voice_34]国士舘大FW吉野峻光「点のニオイのするFWになりつつある」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第34回は国士舘大学のFW吉野峻光選手(3年=静岡学園高)です。関東選抜の選考会では、持ち味である静岡学園高で培った確かな技術を武器に、積極的な突破から幾度もチャンスを作り、ゴールを挙げて各関係者から高評価を受けた吉野選手。今季はリーグ戦開幕直後からケガに泣かされたシーズンでしたが、今後はインカレ。そして今回の選考会を受けて選抜入りした関東選抜での試合が控えています。そんな吉野選手の今後の目標とは?

―選抜選考会の手応えは?
「まぁまぁです。でもあれじゃ選抜に入れないです。監督には評価してもらえましたけど、スタミナが足りないと怒られてしまいました」

―どんなプレーをしようと臨んだ?
「とにかく目立つプレーをしようと思っていました。AとBから主に選手を選ぶと聞いていたので。自分はCだったので、これは何か飛びきり目立つことをしないといけないとダメだと。だからシンプルにやりたかったんですけど、みんながあまりにもドリブルするので、自分も結構ドリブルをしちゃいました」

―結果は?
「ドリブルして決めれたら良かったんですけどね。自分はシュートが下手くそなんですよ(笑)だから微妙です」

―楽しそうに90分間プレーしていたが?
「本当に色んな選手と出来ておもしろかったです。でもおもしろかったけど歯がゆい。相手がもっとすっごく強い方が自分としてはやりやすいので」

―関東選抜候補に招集されたが、最近の調子は?
「チームでは点のにおいのするFWになりつつあります!でもチームの戦術によって、毎試合で自分が入る位置が違って。1.5列目に入って、ボランチの位置まで下りたり、下りなかったり。試合によって変わるんですよね。自分として最近はポジションが下がらないほうが点が取れそうな気がします」

―高校時代とプレースタイルが変わったそうですが?
「高校のときはボランチで頑張る系のさばく選手で、サイドチェンジをよくする感じでした。でも今は走らない……。静岡学園の頃はみんなが技術あったから他で頑張るしかなかったんです。それで走ったり頑張ってましたけど。でも大学に来て、いきなり自分より上手い人はいなくて調子狂っちゃいました。びっくりしました。今は今で頑張ってます」

―今後の目標は?
「プロになれなかったら死んじゃいます。それを書いてください!自分はプロに行けなかったら死んじゃうので、俺を死なせたくなかったらプロに行かせてください!」

―インカレでの目標は?
「もちろん優勝です!最初さえ勝てれば。関大は苦手なんですよね。おもしろい試合になるかもしれないですけど、でも場所が成田なので遠い。人が集まらなそうです(笑)」

―個人の目標は?
「インカレでは点に絡みたいですね。一番は決めたいですけど、決めるのにも最後おいしいところを決めるんじゃなくて、それまでの過程からで……とにかく全部!点を決めたいです」

(取材・文 片岡涼)
連載:「College star voice」

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