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現役最終戦で有終ヘッド!澤穂希、4度宙を舞い「素直にうれしかった」

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[12.27 皇后杯決勝 新潟L 0-1 I神戸 等々力]

 日本女子サッカーのレジェンドが現役最終戦で有終の美を飾った。INAC神戸レオネッサは皇后杯決勝でアルビレックス新潟レディースに1-0で勝利し、2年ぶり5度目の優勝を飾った。決勝点を決めたのが、今季限りでの現役引退を表明しているMF澤穂希だった。

 0-0で迎えた後半33分、MF川澄奈穂美の右CKからヘディングシュート。「川澄選手のボールが良かったので、当てるだけだった。とにかく今日は得点を狙っていたので、現役最後の試合でこういう形で得点が取れたことは非常にうれしく思います」。試合後のインタビューで屈託のない笑顔を見せた。

 試合後はチームメイトの胴上げを受け、4度宙を舞った。「素直にうれしかった」という澤は「練習でも試合でも声をかけてくれて、『澤さんに優勝を』という言葉をもらっていた。本当に多くの方々に助けられた」と、チームメイトに感謝した。

「まだ来年もグラウンドで走っているような気もするけど、本当に良い形で最高の仲間、最高のスタッフと一緒に最後に優勝できて良かった」

 試合直後では引退の実感もないのは当然か。「私は今日で引退しますが、これからも日本女子サッカーが輝かしい場所であるように、一人でも多くの方に引き続き応援してもらえればと思います。引き続き女子サッカーをよろしくお願いします」と、場内の観客、そしてテレビを見ている視聴者に向けて“現役最後”のメッセージを送った。

●第37回皇后杯特設ページ

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