beacon

17歳FW浜野がWEリーグ開幕戦で2発!! 完璧ヘッドは「自分でも驚き」

このエントリーをはてなブックマークに追加

INAC神戸レオネッサFW浜野まいか

[9.12 WEリーグ第1節 I神戸5-0大宮 ノエスタ]

 女子サッカーの新時代を担うWEリーグの開幕戦で、2004年生まれの新世代が鮮烈なインパクトを残した。

 INAC神戸レオネッサFW浜野まいかは1-0で迎えた前半12分、左からの折り返しに合わせ、ダイレクトシュートでWEリーグ初ゴールを記録。さらに1点を加えた同45分には、MF杉田妃和からのクロスを完璧なヘディングシュートで沈め、デビュー戦で2ゴールの大活躍を見せた。

 中でも印象的だったのは頭で決めた2点目のゴールだという。

「ヘディングが苦手で、ヘディングで決めたことがなかったので、なんで足で行かずにヘディングで行ったのかが自分でも驚き」。そう振り返った浜野は「練習でもヘディングで行くことがない。今日は絶対に点を決めるぞという気持ちがあって、身体が勝手に動いたんだと思う」と気迫を誇った。

 もっとも、この日の自己採点は「55点」とした。多くの決定機を逃した後半のプレーに「自分が決めないことによって流れが悪くなってしまったので責任を感じている」と悔やむと、「シュートだったり、GKに結構取られてしまったので、決め切りたかった」と課題を指摘した。

 試合後のオンライン会見では、プロリーグ化の印象を問われて「スタジアムに入るときに火みたいなのがぶわーってなっていて、熱くなかったのが驚きだった」と素朴に返す17歳らしい一面も見せたが、昨季までプレーしたC大阪堺レディースでリーグ通算62試合20得点を記録した実力は本物だ。

 星川敬監督も試合後、「次の日本代表を担う選手だと思っているので、そういう選手が開幕戦という大きい舞台で結果を出してくれたのはチームにとってうれしい。若い世代も自分が続くという気持ちになったのですごく良かった」と太鼓判を押した。

●WEリーグ2021-22特集ページ

TOP