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I神戸の18歳ルーキーDF竹重杏歌理が“大一番”でWE初ゴール&エース封じ「勝利に貢献できたと実感した瞬間」

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WEリーグ初得点を記録したI神戸のDF竹重杏歌理

[11.7 WEリーグ第8節 浦和 0-2 I神戸 浦和駒場]

 INAC神戸レオネッサのDF竹重杏歌理(18)が、昨年のなでしこリーグ女王・三菱重工浦和レッズレディースとの大一番で、WEリーグ初ゴールを決め、チームに勝利をもたらした。

 今季、日ノ本学園高から加入したルーキーは、3試合ぶりに先発メンバーに抜擢されると3バックの右でプレー。1点リードの後半2分、チームが敵陣中央でフリーキックを得ると、ゴール前まで上がり、MF中島依美が蹴り込んだボールに頭で合わせてゴールネットを揺らした。

 浦和を突き放す一撃。竹重は自身のWEリーグ初ゴールを「自分がチームの勝利に貢献できたというのを実感した瞬間だった」と振り返り、「ただただ嬉しい」と頬を緩めた。

 竹重はディフェンダーとしてもチームに貢献する。I神戸は開幕からここまで無失点を継続中。そうした中、この日の浦和は今季5ゴールのFW菅澤優衣香をはじめ、MF猶本光、MF塩越柚歩ら、なでしこジャパンの攻撃陣が先発に名を連ねた。

 それでも竹重は、「目の前の相手に負けないことを意識して、菅澤選手を絶対に抑える気持ちでプレーした」と奮起。「危ないシーンややられそうなシーンはあったけど、最後の最後まで粘り強く守備をして、無失点に抑えられたのは自信になった」と手応えを掴んだようだ。

 竹重の活躍もあり、I神戸は2-0の完封勝利。星川敬監督は試合後、「菅澤選手を完封するという大きなミッションの中、セットプレーまで決めてくれた。自分たちの期待に応えてくれた」と大一番に起用した竹重の奮闘を称えた。

 チームは開幕7連勝で首位を独走。ただ、竹重はこれでは満足しない。「守備もまだ完璧ではなく、カバーリングのポジションや細かいポジショニングの修正が必要」と守備面の課題を口に。「攻撃面でも良い立ち位置をとって、攻撃に繋げていきたい」と次戦以降を見据えて気を引き締めた。

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