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「今季初得点や!と…」I神戸MF中島依美、オウンゴール判定に苦笑い

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[4.29 WEリーグ第19節 I神戸3-2広島 ノエスタ]

 今季ここまで全試合フル出場を続けるMF中島依美のWEリーグ初ゴールは幻に終わった。

 勝ってホームでの優勝決定の可能性を残したいINAC神戸レオネッサは前半8分、FW田中美南のシュートのこぼれ球を中島が蹴り込む。ライン上で相手DFにかき出されたが、それが相手GKに当たって入るラッキーな形で先制に成功する。

 公式記録はオウンゴール。当初、場内のアナウンスでも中島のゴールとコールされていたことで本人も勘違いしていたようで、試合後の会見でも「今季初得点や!と思ったけど、まさかのオウンゴールでした」と苦笑いを浮かべた。

 無敗優勝へ突っ走るI神戸。開幕からの不敗を16戦に伸ばしたが、初の複数失点を喫するなど、ここまでの強さを支えてきた堅守がこの日は不安定だった。中島自身も「自分たちミスでゴール前に持ち込まれたので修正したい」と反省する。

 それでも「結果的に勝ち切れたのは良かった」とも話す。初代女王にして、無敗V。伝説を残すことを使命とする。「無敗でチャンピオンになればこれからも歴史に残る。自分たちは終わり方を大事にしているので、無敗にこだわりながら、シーズンが終られればと思います」。一戦ごとにプレッシャーは増すが、必ずや打ち勝ってみせる。

(取材・文 児玉幸洋)
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