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ラ・リーガ女子開幕節全試合にレフェリーが現れない!?ストライキ敢行で全試合延期に…

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昨季女子UCLのエル・クラシコには9万人以上の観客が足を運んだ

 今シーズンから始動するスペイン女子のプロリーグ、ラ・リーガ・プロフェシオナル・デ・フットボル・フェメニーノ(ラ・リーガ女子)は最悪のスタートとなった。審判員のストライキにより、開幕節が全試合延期になったとスペイン各紙が報道している。

 10日の開幕が予定されていたが、8日に審判員がストライキを宣言。リーグのプロ化に伴う給与改善を求め、「現在の労働・経済状況下では一切試合を行わない」とした。リーグ側は「脅しは受け入れられない」と反応していたが、キックオフ時間になっても各スタジアムに審判員は現れず、開幕節全試合が延期となった。

 現在の女子トップリーグにおける報酬は主審が1試合320ユーロ(約4.6万円)、副審が1試合160ユーロ(約2.3万円)となっている一方で、男子のラ・リーガは主審が1試合6,000ユーロ(約87万円)、副審が1試合3,000ユーロ(約43万円)とされている。その差は歴然であり、彼女たちは同等の報酬を求めている模様だ。

 各国で女子サッカーのプロ化が進むが、試合を共に作り上げる女性審判員への給与改善は重要なテーマだ。今後リーグは話し合いをするとしており、どのように決着がつき、いつリーグが開始されるのか注目される。

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