beacon

アザールの適応に焦らないディ・マッテオ「時間を与えることも必要」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 チェルシーにとって今夏の補強の目玉となっているMFエデン・アザールだが、まだチームにフィットしたとは言い切れない。チェルシーはプレシーズンマッチを5試合行ったが、初戦のシアトル・サウンダーズ戦に4-2で勝利してからは、パリ・サンジェルマンに1-1で引き分け、MLSオールスターに2-3で敗れ、ミランにも0-1で敗れた。さらに4日には2部のブライトンにも1-3で敗れて、現在3連敗を喫している。

 移籍市場が開くと、早々にリールからエデン・アザールを獲得したが、ベルギー代表MFのチームへの適応は遅れている。それでもロベルト・ディ・マッテオ監督は過度な期待に潰されないようにと、気遣いを見せている。

「もちろん、エデンには鋭いプレーを見せてほしいが、同時に待たなければいけないだろう。彼は若く、フランスリーグという全く別のリーグから加わった。チームやリーグに合わせる時間を与えることも必要だ」

 チェルシーはエデン・アザールだけでなく、MFオスカルとMFマルコ・マリンもチームに加えた。多くの攻撃的MFが加入したが、戦い方に大きな変更はないとイタリア人監督は言う。

「劇的な変化はない。多少の変化はあるだろうけどね。新しい選手がチームに溶け込めば、必然的にプレーに変化は生じてくるだろう。でも、私は一度も攻撃的なサッカーに取り組むとは言っていないし、これからも勝利を目指すことは変わらない」

 ロン・グーレイCEOは更なる補強を明言していたが、指揮官は「良い機会に恵まれれば補強はあるだろうけれど、今のチームにも満足しているよ」と、語っている。

TOP