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4試合勝利ないシャルケ、内田「今は耐え時」

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 ブンデスリーガは1日、第15節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでボルシアMGと対戦し、1-1で引き分けた。3試合連続のフル出場を果たした内田だが、チームは4戦白星なし(2分2敗)。「今は耐え時」と、苦しい状況を認めている。

 後半17分に先制を許す展開ながら内田も右サイドで起点となり、何度もチャンスメイク。後半41分にMFドラクスラーのゴールで追いつき、勝ち点1をもぎ取ったが、「勝てるチャンス、逆転できるチャンスはあった。チームとして勝てないときはこんな感じ」と悔やむ。「何が良いとか悪いではなく、今は耐え時。みんなが同じ方向を向いて練習からしっかりやっていかないと」と力説した。

 対戦相手がシャルケの右サイドを警戒しているのは感じている。「ファルファンもいるし、こっちサイドのコンビをちょっと抑えに来ているんだろうなと思う」。そう指摘する内田は「SBではめてくるディフェンスなんだけど、最近、(寄せが)速い。いい練習だと思って崩しにかかりたい」と誓う。

 守備では「左サイドでうまいと思ったのは(バイエルンの)リベリとアランゴ」と言うように、ボルシアMGのMFフアン・アランゴをケア。「彼がボールを持ったときがポイントだったから、そこは行きたいなと思っていた」と厳しく対応した。

 試合後は失点に絡んだDFマティプのところに近づき、声をかけた。「ちょっとミス絡みだったけど、僕が去年試合に出れなかったときにも声をかけて助けてくれたし、こういうときに僕が少しでも、何を言っていいか分からないけど、とりあえず近くにいてあげたいなと」。チームの苦境にも仲間への気遣いを忘れない内田は「彼のミスだけではなく、取り返すチャンスはあったので、チーム全体の問題として、そこはしっかりカバーしないとダメだと思う」と力を込めていた。

(取材 了戒美子)

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