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吉田先発のサウサンプトンは、4連勝中のアーセナルと1-1で分ける

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 プレアミ・リーグは1日に第21節を行い、日本代表DF吉田麻也とFW李忠成の所属するサウサンプトンは、ホームでアーセナルと対戦。前半を1-1で折り返すと、後半はサウサンプトンが多くのチャンスをつくった。惜しくも2点目を挙げることはできなかったサウサンプトンだが、リーグ戦4連勝中の強豪アーセナルと1-1で引き分け、勝ち点1を挙げている。スタメン出場を果たした吉田は、随所に好守を見せてチームのドローに貢献。李はベンチ外となっている。

 アーセナルは前節、ニューカッスルに7-3と大量得点を挙げて勝利。リーグ戦4連勝中であり、直近の4試合で15得点と攻撃が噛みあっている。前回、サウサンプトンが対戦した第4節では、1-6と大敗を喫しており、この試合に途中出場してプレミア・デビューを飾った吉田にとっても、大きな意味を持つ一戦だ。

 立ち上がり、サウサンプトンはGKアルトゥール・ボルツが不安定なプレーを連発する。それでも吉田をはじめ、守備陣が懸命なカバーを見せてゴールは許さない。前半35分には敵陣でボールを奪ったサウサンプトンが、MFジェイソン・パンチョンからのパスを受けたMFガストン・ラミレスがゴールを決め、サウサンプトンが1点を先制する。

 しかし、このリードを守り切れない。前半41分にFKを与えたサウサンプトンは、FWセオ・ウォルコットがゴール前に入れたボールをMFド・プラドがクリアミス。これがゴールに入ってしまい、1-1と試合は振り出しに戻った。

 後半10分にはサウサンプトンがCKからチャンスを得る。ボールはDFバカリ・サニャに当たってゴールへ飛んだが、アーセナルの選手がライン上で懸命にブロックする。その直後には前節ハットトリックのFWセオ・ウォルコットがスピードに乗ったドリブルからシュートを放ったが、吉田が体を張って防いだ。

 後半13分にアーセナルはFWルーカス・ポドルスキをベンチに下げ、前節2得点のFWオリヴィエ・ジルーを投入した。しかし、チャンスをつくったのはサウサンプトンだった。何度もPA内までボールを運び、シュートを打ったがゴールは挙げられない。後半26分にはMFスティーブン・デイヴィスのロングボールを受けたラミレスが、胸トラップから反転してシュートという鮮やかなゴールを決めたが、副審がオフサイドと判定し、得点は認められなかった。

 流れを変えたいアーセナルは、後半29分にMFサンティ・カソルラとMFチェンバレンを下げ、FWジェルビーニョとMFアーロン・ラムジーを投入して、交代枠を使い切った。同35分には、クリアーボールを拾ったMFミケル・アルテタが強烈なシュートを放ったが、ボールはゴール右に外れて行った。同39分にもジェルビーニョが、左サイドから中に切り込み、右足を振り抜いたが、シュートは左サイドネットに外れた。

 後半42分には、サウサンプトンも好機をつくる。パンチョンがPA内でDFをかわしてシュートを放ったが、ボールはGKの正面を突いてしまう。同45分にサウサンプトンは右サイドを崩されて、クロスを入れられるが、吉田がカバーリングを見せてボールをクリアーし、勝ち越しを許さない。両チームが攻め合う展開となったが、1-1で試合は終了。サウサンプトンは、4連勝中の好調アーセナルから勝ち点1を挙げている。


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